ぐっどないとみゅうじっく
もくじきのうつぎの日社会の窓

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2004年03月07日(日) 帆立

夕飯に蛸と帆立を食べてたら
何だか途中で、もうお腹いっぱいになってきた。
「そんな量じゃないんだけどな…」と思ったけど
両方とも噛むのにあごをかなり使うので
食べ疲れてしまったみたい。
「帆立をナメルなよぉ♪」と歌ってた
力也のことを少し思う。

村上春樹『神の子どもたちは皆踊る』読了。
書き下ろしの「蜂蜜パイ」という短編がよかった。
いや、村上春樹風に言えば「悪くない」。
彼の小説に出てくる登場人物は皆スマートで
最初から落ちぶれている人はなかなか居ない。
ただ、そういう人が抱えながら
見え隠れする欠落のことを少し思う。

親知らずがまた、うごめきはじめる。
ずっと奥歯にものが詰まったような感じが厭だ。
僕の物言いがそうでなければいいなと思う。
逢ったこともなければ、これから逢うこともない
奥歯さんのことを少し思う。


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