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みんみん



 心覚え/言語生活(Kの)

今日の日記は主語が入り乱れています。
入り乱しています、というべきか(そんな言い方ってあるかしら)。



十年一昔とか言う。
あるいは、ワン・ディケイドとも。
10年もあれば、ある事柄について、それなりわかるということらしい。場合によっては5年でもいいかも知れない。
私にも10年以上やっていることがあるが、本当に10年関わってきたのかと最近思われてならない。あきれている。それでいて気持だけは追い立てられている(いた)のだから。
もしかして、5年とか10年とかって、けっこういろいろなことが出来たりするのかしら、と、今になって思ったりしているわけだ。あっという間に時間は経ってしまうとわかったからこそ。今すぐどうこうせよと言われても出来ないかも知れない(その気になれば出来るかも知れないのにやらないだけかも知れない)からこそ、あるいはそれをいいことに。

しかも私は老いてはいないけれどもものすごく若いわけでもない。

などということを思う理由のひとつに、恐るべき速度と密度で変化成長してゆく人との関わりがあることは間違いない。
時間に対する感覚が変わってしまった。

何が大事なのか?



日々吸収しているわけです。

Kはよくしゃべっている。

♪たたたたたー たーたーたー

などと、節をつけて歌ったりもする。
先日はりー氏に「カニ」というコトバを教えてもらっていた。
ただしKの子音が難しいらしく、発音は「アニ」である。朝、カニの写真が表紙のムックを見ていて、夕方その本を指して自分から「アニ!」と言っていたから覚えたのだろう。

子供の記憶力に驚かされる。
絵本の場面をよく覚えていて、そのページが来ると「にんじん!」とか「ん?」とか「あっ」とか言う(いずれも本文の一部。出典については遠からずぜひ書きたい)。絵本の世界に参加している。

動物は「ワンワン」(ごくたまに「ニャニャ」と言うこともあるが)。
ただしゾウだけは特別で、鼻を揺らす真似をしたり、絵本の中にゾウが登場すると、天井で揺れているモビールのゾウを必ず指さしてもいる。
発音は「ズゥ」と聞こえる。
確かに「zou」と書いてズゥと読めなくもない(例えばフランス語だったら)。
ある日、レゴ(デュプロ)のゾウ(Kさんに頂いたセットの中に入っていた)を持って、畳の上を、ずず、と平行移動させていた。歩かせているつもりなんだろうかと驚き、ちょっとおかしかった。

美味しい魚を食べると「ア・ジ!」と言う。
魚が好きで、1尾でも平らげる。アジやカレイやタラやカワハギ、食べる機会が多い魚の名前の中では、アジが最も発音しやすいのだろう。大人が発した音の中から、真似しやすいものを上手にとらえて覚えていく。
口にする単語は二音節または同音のくりかえしで、三音節の発音は難しいようだ。

アギ(鍵)
アギ(やぎ)

など、発語すると似ていても違いがわかるのは、Kとの会話に慣れているからだろう。小さい子供のコトバは、慣れないとわからないものだが、Kの話ならわかるようになったんだな。
そういった語を一音節ごとに確認するように話す。ア・ナ(花)とか、ア・メ(雨)とか。
「どうぞ」も時々言う。えらく力強い。言われるたびに頭の中で太字になる。ドウジョ!と。

今いちばん新しいコトバは、「ユキ」だ。
雪。それは、「ィユ・ギ」と聞こえる。

明日は何を知るんだろう。


2008年02月08日(金)
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