酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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| 2005年11月24日(木) |
『恋せども、愛せども』 唯川恵 |
金沢で小料理屋をしている母と祖母、東京で脚本家を目指す理々子、名古屋で大手不動産会社の総合職として働く雪緒。女だけの家族4人。そして彼女達に血縁関係は無かった。母が祖母が娘二人がそれぞれに恋にときめき、愛に惑う。血の繋がりは無くとも、家族の絆に結ばれた4人。4人がそれぞれに決める愛の行方は・・・
恋と愛。近いようで遠い気持ちなのかもしれません。いくつになろうと恋する女はいいもんだと思いました。ときめきを忘れないで生きていくって案外むずかしいことなのかもしれません。 血の繋がらない4人の恋愛模様よりも仕事に対するスタンスや覚悟ってものが興味深かったですね。これは男とか女とか関係なく、人としてのこととなる。きちんと意識をもって生きていけるとよいなぁ、そんなふうに感じる事ができました。あいかわらず優れものの物語でございます。さすがは唯川さんv
大人になればなるほど、恋なんて、と照れたり、投げ遣りになったり、時には、嘲笑さえしてしまうことがある。けれども、それは強がりだ。誰だっていつだって、人は恋を待っている。恋する人を待ち焦がれている。恋ほど人を熱く燃やすものはないのだから。
『恋せども、愛せども』 2005.10.20. 唯川恵 新潮社
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