酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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| 2005年02月24日(木) |
『ユージニア』 恩田陸 |
三世代が同じ誕生日で有名な丸窓の屋敷の青澤家。当主の還暦祝いとおばあさまの米寿の祝いの場で無差別大量殺人が発生。その時にその場に居合わせた少女が大人になり、当時の関係者に取材をして「忘れられた祝祭」と言うタイトルの本を出す。数十年を経て真実は明かされるのか? 誰が真実を語り、誰が真実を隠しているのか・・・
恩田版「ツイン・ピークス」!!って惹句はいかがなものなのか? かつてツイン・ピークスにはまった私には意義アリ。 うーんと正直「今はよくわかりませ〜ん」。時間を置いてもう一度読み直したほうがいいかと思っています。勿論、力はあるし、ぐいぐい読ませていただきました。でも・・・陸ちゃんならではの魅力的な人物がいなかったのよ(ごく個人的に)。漠然と感じたのは、桐野夏生女史のように真実を示さない放置プレイを狙っているのかなってことでしょうか。新しい形を模索中なのかしら。似たような手法の『Q&A』は気にいったのだけど・・・。
つまるところ、俺は人間というものの正体が知りたいのかもしれない。恐らくは、自分がどういう人間なのかを。
『ユージニア』 2005.2.5. 恩田陸 角川書店
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