酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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| 2005年01月21日(金) |
『裸者と裸者(上) 孤児部隊の世界永久戦争』 打海文三 |
近未来のアジア各地で内乱が勃発。父を戦争で亡くし、母の行方がわからなくなった佐々木海人(かいと)7歳は、妹・恵(めぐ)と弟・隆(リュウ)を守りながら生きる。しかし、反乱軍に囚われてしまい孤児部隊に入る事に。海人は愛する妹と弟のため、孤児部隊で必死に生き抜き、次第に頭角を現して行く・・・
ものすごい力で引き込まれる文章。戦争ものは苦手な私がとりこまれたんだから素晴らしい力を持っているはず。上巻は海人という少年が成長しながら、素敵な人間関係を築いていく様が生き生きと(と表現するのもおかしいが)描かれている。海人は学校へ行かなかったため、台詞に漢字が少ない。でもちゃんと生きて周りを見て体験してきっちりと学習し成長できる賢い男の子。海人以外もキャラクターたちがいい味だしてて、素敵。素敵。
「かんがえるのがつらくても、かんがえなくちゃならない」海人は厳しい声を出した。
『裸者と裸者(上) 孤児部隊の世界永久戦争』 2004.9.30. 打海文三 角川書店
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