酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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| 2004年12月26日(日) |
『イニシエーション・ラブ』 乾くるみ |
たっくんとマユが出会う物語とたっくんがマユを捨てる物語がA面とB面という2部構成で語られる。A面では80年代の恋のヒット曲を章タイトルに、B面では反対に失恋別れのヒット曲タイトル。携帯電話のない時代の恋愛ならではのもどかしさや、青臭い時代特有の恋愛がなつかしい。いつの時代も男と女。アイテムは変わってもやってることに変わりはないってことかしら。
これって何を仕掛けてくるのだろう?と疑う心で読んだため、からくりは見破りました。ある違和感がからくりを解いたと言えましょう。でもじゅうぶんに楽しめますv そして、やっぱり女の方が傷つくふりをしながら一枚も二枚も上手だよなぁと感じてしまう。傷つきながらも、したたかに。それは女の武器だっ。
「うーん。開放感っていうのかな。」と彼女は笑顔のまま解説をはじめた。「今日一日の仕事が終ったー、っていうのと、あと今週もこれで終わりだー、っていう開放感と、あとは身体の調子が戻って、よーし、っていう感じがあって」 「よーし、飲むぞー?」と聞くと、 「ううん。よーし、飲んで食うぞー」と微笑んで、またグラスに口をつける。
『イニシエーション・ラブ』 2004.4.5. 乾くるみ 原書房
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