酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2004年11月12日(金) 『4人の食卓』 大石圭

 結婚を控えたジョンウォンは、地下鉄で母親に毒殺されたふたりの少女を見過ごしてしまう。婚約者のヒウンが買ってきた4人がけのテーブル。ジョンウォンはそこにあのふたりの少女が腰掛けているのを見てしまう。そして出逢うべくしてめぐり合ってしまった運命の女ヨン。ジョンウォンは彼女の特別な力によって封印してきた自分の過去を見てしまうのだが・・・。
 
 グチャッ。この擬態音がこのノベライズを表していると言っても過言ではないと思う。あと似たような高層アパート群かな。「知らずにすむならば、そのまま知らずにやりすごせていれば・・・」そんな繰り言が聞こえてきそうな哀しい宿命の物語。韓国ホラーって日本のホラーと感性が近い気がする。日本で映像化した方がよりグロイ気がするけど。

 だから、忘れてしまったということは・・・・・それはその人にとって、思い出したくない辛い思い出に違いないのだ。辛いから、人はそれを忘れてしまうことで、心が壊れるのを防いでいるのだ。

『4人の食卓』 2004.5.15. 大石圭 日本テレビ



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