酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2004年09月02日(木) 『物魂』 桐生祐狩

 佑里子は人形が大好きだった。「半月堂」という人形をなおす店の主人は人間の心がわかる人物。佑里子は店主と店に惹かれ、通うようになる。ある日、主人がなおそうとしていた人形の心はぼろぼろに壊れていた・・・
 某大手出版社の中尾・「昔神童、いまただの人」の四十沢・評論家の吉見・美貌の占い師リドヴィーナ玄武・引きこもりがちの遊佐緑子。呑んで食べる事を至福とする面々。彼らは「少女の鑑」シンポジウムの会議と称し、鯨飲馬食する予定だったが、四十沢が遅れ、代わりにきた男に死の予言を受けてしまう・・・

 なかなかに面白かったです。もう少し長く書き込めばよかったのにもったいないなぁと言う感じ。人形の怨念による復讐よりも、復讐される側の殺され方がグーv 殺される奴らはよく食べてよく呑んで、そこもまたグーw
 ちらりんと調べてみたところ、このトンデモない殺されるメンバーにモデルがいました。トンデモ本の唐沢俊一さんたちです。桐生さんは唐沢さんたちに出版許可依頼をされたら、唐沢さんたちはトンデモなく残酷に殺して欲しいと言われたそうな(大笑)。それを踏まえて読むと一層面白いかもしれません。ホラーだけど(笑)。

「その人たちには申し訳ないですけれど、飲ませていただいてよろしいかしら。夕方になってもアルコールが入りませんと、もうカラータイマーが点滅しそうで」

『物魂』 2004.7.18. 桐生祐狩 ハルキ・ホラー文庫


 



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