酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2004年09月01日(水) 『身も心も 伊集院大介のアドリブ』 栗本薫

 天才サックス奏者・矢代俊一。一世を風靡した『ワナビー』を絶対に演奏しようとしない。そんな矢代に脅迫状が届き始めた。名探偵・伊集院大介のもとへ大介の秘蔵っ子・竜崎晶が心配して連れてきた。犯人の演奏するなと書いてきた曲を吹いた時、殺人事件が・・・

 栗本薫の物語も金太郎飴なので読まずともいいのに読まずにはいられない(笑)。読んで相変わらずの栗本節に安心したいのかもしれませんね。今回は『キャバレー』の矢代と伊集院さんとの共演です。昔からのファンは嬉しいだろうな。
 今回の事件や背景より、栗本くんの心の叫び(怒り)が書かれていて、結構つらいのかもしれないと気の毒になりました。私も含めて読むだけの人間は、真に好き放題言うものなので。

 変われば変わったで矢代は変わった、ファンを裏切った、って叩かれ、変わらなければ変わらないで矢代は旧態依然だ。成長しない、って叩かれる。ああいう人たちは、僕が何だったら満足するんでしょうね。でもそれはもうどうでもいいです。僕は、所詮、僕なんだから。

『身も心も 伊集院大介のアドリブ』 2004.8.1. 栗本薫 講談社




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