酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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| 2004年08月17日(火) |
『伯爵探偵と僕』 森博嗣 |
夏休み。僕は奇妙な人物と知り合いになった。真っ黒な服装をした大きな男の人。名は「アール伯爵」しかも「探偵」・・・。そして事件発生。僕の友だちが行方不明に。伯爵と伯爵を追いかける(?)秘書のチャフラスカさん(女性・日本人)とともに事件の解明に乗り出すのだが・・・。
おお、ブラボー! すごぉ〜くいいですv 森博嗣さんには妙なトラウマがあって(一番最初に読んだ単発作品があまりにも合わなかったのです)、周りの仲間達が大好きなシリーズすらちょこっと齧っているくらい。そんな訳で『伯爵探偵と僕』を少々こわごわと読みました。 これはかなり質の高い物語じゃなかろうか。配本されたミステリーランドを全て読めていませんが、読んでいる中では上位に食い込みます。小学生の僕と風変わりな大人の伯爵の交流が非常によいです。こういう大人と出会えた子どもは、きっといい人生を送るだろうな。どきどきわくわくハラハラして、最後の最後に・・・それは読んでからのお楽しみ。オススメです。
僕が子供だから教えてくれないのだろうか。そうかもしれない。だけどどんな事情だって、話してくれたら、絶対に僕は理解できると思う。どうして、大人って子供にものを隠そうとするのだろうか。絶対に変だ。僕が大人になったら、子供には正直に何でも話そうと思う。わかっても、わからなくても、話さないよりはずっと気持ちが伝わるし、少しでもわかることが、子供には大切だと思うのだ。
『伯爵探偵と僕』 2004.4.27. 森博嗣 講談社
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