酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2004年07月27日(火) 『陽だまりの迷宮』 青井夏海

 11人きょうだいの末っ子・生夫(いくお)は小学三年生。病気がちな生夫が遭遇する日常の謎と不思議。生夫にとっては世界は未知のことばかり。消えた模型・無言電話・伝説の絵本・・・子どもだからときちんと話をしてもらえない、聞いてもらえない。生夫は自分なりに頭を回転し、推理する。そしてたったひとりの相談相手、下宿人のヨモギさんがいる!

 おお。これはよいですよ。小学三年生の男の子が生意気にもちゃんと推理をします。まぁ。的は大きくはずしていますが(笑)。拙いなりに自分で見極めようとする姿勢が可愛らしかったなぁ。そして下宿人のヨモギさん。彼がね、よいのですよ。これはちょっとした驚きをいただけました。

 世の中、べつにやましいことではなくても、軽率に口外しないほうがよいこともあるのかもしれなかった。

『陽だまりの迷宮』 2004.5.18. 青井夏海 ハルキ文庫






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