酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2004年07月13日(火) 『ぼくとアナン』 梓河人

 イエナシビトの‘ながれ’は、死にそうな猫を拾う。バケツの中で見つけたから名前は‘バケツ’。‘ながれ’と‘バケツ’は仲良くいっしょにイエナシライフ。ある日、‘ながれ’はとんでもないものを拾ってしまう。それは赤ちゃんだった。イエナシビトたちは大騒ぎで‘アナン’と名づけられた子どもを育てる。そして‘アナン’のためにイエナシライフから足を洗う‘ながれ’。アナンは成長し、奇跡のような才能を開花する・・・

 私の人生の宝物『アナン』を、梓河人さんが子どもたちのためにリメイク。大人の童話の『アナン』。子どもの童話の『ぼくとアナン』。どちらも読んで欲しい物語です。『ぼくとアナン』は本家の『アナン』とは少し違ったストーリー展開になっています。子どものためだから、これでいいんだよねvとしみじみしました。『ぼくとアナン』を読んだ子ども達が、いつか『アナン』を読んで欲しい。そうなれば本当に素敵だなー。

 なんだって、思いどおりになるわけじゃない。とくに、人間の世界ってややこしい。だけど、ぼくはこのごろだんだん信じるようになってきた。
 ほんとにねがったことは、かなうはずだって。今までもはらはら、どきどき、すれすれもことがいっぱいあった。それでも、ぼくたちは助かってきたじゃない? 本気のおねがいは、空気をぐぐっと動かして、世界に道をつくるんだ。
 でも、本気じゃなきゃ、だめなんだよ。

『ぼくとアナン』 2001.12.25. 梓河人 角川書店




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