酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2004年06月04日(金) 『空色勾玉』 荻原規子

 狭也(さや)は、悪夢に悩まされていた。夢の中ではいつも六つ。五体の鬼に追われている・・・。15歳になった今、養父母のもと幸せに暮らしているはずなのに。ある日、男女の恋を謳歌する祭りの夜に、狭也はたくさんの男友達から求愛される。そこで悪夢の鬼たちが現実に現れる。そして狭也は闇御津波(くらみつは)の大御神に仕える一族、水の乙女だと知らされる。自分の出自にとまどう狭也は、祭りに紛れ込んできた輝の大御神の月代王(つきしろのおおきみ)に見初められ、闇の者である狭也が、光の王に恋をするのだが・・・

 壮大なスケールのファンタジーなので、うまいこと要約できません。手におえません。すごかったー。昨日の夜に一気に読んでしまいました。この世のはじまりとか光と闇の闘いとか勾玉とか、私の好きな要素がぎっしり。児童文学なんて括りにいれちゃいかんですよ、これは。かなりオススメの古代日本ファンタジーです。次を早く読みたい。

 あの女の子がいつまでたってもたどり着くことのできなかった場所とは、あたし自身だったのかもしれないわ

『空色勾玉』 1996.7.31. 荻原規子 徳間書店
 



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