酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2004年05月29日(土) 『クライマーズ・ハイ』 横山秀夫

 1985年、阪神タイガースの快進撃に湧いた夏、日航ジャンボ機が墜落事故を起こした。事故現場は御巣鷹山。地元新聞記者・悠木は、この事故の全権を託される。社内外でのスクープ合戦・足の引っ張りあい。悩み苦しむ悠木が選んだスクープ記事掲載の決断は・・・。

 ものすごい物語です。今からもう19年も前にあの悲惨な航空事故が発生し、あの同じ年にタイガースは優勝していたのですね・・・。悠木というベテラン記者の苦悩ぶりが切実で、元新聞記者の横山さんならではの作品なのだと思いました。クライマーズ・ハイと呼ばれる興奮状態を山登りとスクープ合戦にだぶらせ、うまいなぁと思いました。命の重さに違いがあるのか? その問いかけに胸が痛くなりました。すばらしい作品です。オススメv

「言葉っていうものは怖いもんだぞ。案外、活字よりも心に残ったりするからな」

『クライマーズ・ハイ』 2003.8.25. 横山秀夫 文藝春秋



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