酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2004年05月10日(月) 『不運な女神』 唯川恵

「枇杷」
 ああ、今年もまたその季節がやってきた。佳奈子は届けられた枇杷を見てしみじみ感じた。女のもとへ出て行った夫の叔母からだった。夫は食べないが、娘と毎年美味しくいただいていた。不倫で略奪愛だった。なのに今度は自分が奪われようとしている。そしてその枇杷の送り主は実は・・・

 この『不運な女神』は、タイトルどおり不運な女たちの物語。中でもこの「枇杷」はとても考えさせられた展開です。‘そういう’女たちに生まれるなにかって果たしてあるのだろうか? 私にはわからない・・・。

「もう意地を張るのも疲れたわ」

『不運な女神』 2004.3.1. 唯川恵 文藝春秋



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