酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2004年05月07日(金) 『幽霊人命救助隊』 高野和明

 天国へ行きそびれた自殺者4人が、神様の命令で人命救助をすることになる。ミッションは自殺しそうな人間を100人助けること! 八木剛造、短銃自殺。市川春男、服毒自殺。安西美晴、飛び降り自殺。高岡裕一、首吊り自殺。粗末にした命の償いをキッチリ果たせたら、4人は天国へ行けるのだ。7週間(49日)で100人のノルマを4人は達成できるのか?

 ツボです。来ました。超オススメ本。やー、読んでよかったわー。さまざまな時代にそれぞれの事情で自殺した4人が、自殺しそうな人間を助けることによって、己の魂すら浄化していく感じ。たくさんの自殺志願者が世の中には溢れかえっている。でも生きなければならないんだと幽霊達が本気で自殺を悔やみ、食い止めようとする。時におもしろく、時にほろりと。いい物語ですよ。ほのぼの。

「人間ってのはな、自分の金太郎飴なんだ。どこを切っても自分よ。それ以外に何がある」

『幽霊人命救助隊』 2004.4.10. 高野和明 文藝春秋 



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