酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2004年04月16日(金) 『麦の海に沈む果実』 恩田陸

 水野理瀬は二月最後の日に湿原の中にある全寮制の学園に転入する。不思議なオーラを撒き散らす校長先生。一癖も二癖もありそうな人ばかりのファミリー。理瀬のファミリーは半端な人数で、失踪者もいるようだ。校長は理由があって学園を出て行ったのだと説明するのだが、学園では失踪もしくは死亡と思っている節がある。理瀬の学園生活はどうなってしまうのか。なにより理瀬とはいったい・・・。

 『三月は深き紅の淵を』の第四章「回転木馬」の中に登場する理瀬の物語。『三月』で生まれた理瀬の世界が見事に花開いた作品です。作中に当然のようにアノ本が出てきます。しかも妙な隠され方をして・・・。そしてこの『麦』の世界では『三月』の内容が一味違ってる。どこまでお洒落な仕掛けを仕込んでくれることか。恩田陸、素敵v

 自分が経営者になったあかつきには、この本棚をぎっしり埋めてやるんだと決心を固めていたわー



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