酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2004年04月06日(火) 『勇気凛々ルリの色 四十肩と恋愛』 浅田次郎

 面白い・・・。ビバ!浅田のオッサン節である。浅田次郎さんが好き放題書き散らしているような極悪非道(笑)エッセイシリーズ2作目ですが、今回もほのぼの笑わしていただいた。特に今回、わけあって欝っぽい春を悶々と耐えている私にとって、まさに福音のようなエッセイが。タイトルはずばり「欝について」。気分が低迷すると視野が狭くなり、自分だけが悲劇のヒロインになっていく。そんな時に愛してやまない偉大な浅田のオッサンでさえ、春には心のバランスを崩し、欝状態になると知り、目から鱗がぼろぼろ落ちた。そりゃぁ、私はこの季節に恋旦那を亡くした負荷があると言え、誰だってなにかしら耐えているものだよなぁ。浅田のオッサンはすごい。文章で私の暗闇に光を当ててくださった。神である。髪は少ないけど(ひどい)。

 脂肪肝の宣告を受けたと同時に、私は医者からコレステロール値についても指摘された。何でも「悪玉」の数値が高く、「善玉」が少ないので注意を要する、というわけだ。
 悪人である私は、一瞬正体をあばかれたような気分になったが、どうやらこれは物のたとえで、性格とかいまわしい過去とかは余り関係がないらしい。

『勇気凛々ルリの色 四十肩と恋愛』 浅田次郎 講談社文庫



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