酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2004年03月26日(金) 『勇気凛々ルリの色』 浅田次郎

 アホや・・・。まずこれが笑いながら言葉になってしまう感想。浅田次郎さんの10年前(1994年)のエッセイ『勇気凛々ルリの色』のことである。汽車で片道2時間ちょいかかるある温泉場までの道中読んだのだが、笑けて笑けて参ってしまった。このへんてこなオッサンが世にも素晴らしい名作『プリズンホテル』シリーズなどを生み出したのだなぁ。このオッサンの人生&性格だからこそ生み出された名作たちなのだなぁ。そう自然に納得できる浅田のオッサンのオバカエッセイ。
 でも10年前の事件やできごとについて浅田のオッサンが語ることは厳しく暖かくアホらしく胸をうつ。こういうものを読むと、やはり文は人なりだと実感する。浅田のオッサンはこんな人だったんだと是非未読の方は感じて欲しい。ますます浅田次郎作品が好きになるはず。

 まさか美貌の女性は、接吻の求めに対して嘔吐で応じるような無礼者がこの世にいようとは考えてもいなかったであろう。

『勇気凛々ルリの色』 1999.7.15. 浅田次郎 講談社文庫



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