酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2004年02月04日(水) 映画『MYSTIC RIVER』

 ボストンのダウンタウンに近いイーストバッキンガム地区に3人の少年たちがいた。ジミー、ショーン、デイブという悪戯盛りの11歳だった。ホッケーをして遊んでいたが、デイブのショットが強すぎて下水に落ちてしまう。やんちゃナンバー1のジミーはそこらの車を運転してみようと言い出すが、少しお坊ちゃんのショーンは反対する。そこでジミーは舗装したてのコンクリートに自分の名前を刻む。続いてショーン。デイブがDAと書いている時、二人組みのおとなに注意をされる。腰には手錠がぶらさがっていた。3人を注意しつつ、3人の住所をさりげなく聞きだす警官ふうの男。そこから一番遠かったデイブだけが車に乗せられ、連れ去られてしまう。デイブは誘拐監禁され、男たちにさんざん弄ばれたのだった・・・。
 25年後、悪事から足を洗ったジミーの最愛の娘ケイティが殺害される。刑事となったショーンは奇しくも事件を担当し、デイブを容疑者として調べることになる。あの忌まわしい事件から3人の少年達は、どんな時を生き、どんな結末を迎えるのだろうか・・・。

 アカデミー賞が発表される前にどうしても観ておきたかった映画でした。11歳の時に男にレイプされた男を演じるティム・ロビンスの演技を観たかったからです・しかし、ジミーを演じるショーン・ペンも刑事になったショーンを演じるケビン・ベーコンも最高に良かったです。中でもショーン・ペンは第二のロバート・デ・ニーロになるのではないでしょうか。それくらいうまかった。
 この原作はデニス・ルヘインのベストセラーです。原作を読んでいないので軽軽しい感想は吐けませんが、映画では殺人事件が起こり、通報の電話が入った瞬間に犯人とその動機は読めました。これしかないな、と。
 この映画は犯人探しよりも、3人とそれを取り巻く人たちの人生の物語だなぁと思いましたね。人生は厳しく辛い。思いも寄らぬ災難に遭遇した時、それをどう自分と融合させるか。それが問題だ・・・。

 それぞれの心の傷を抱えて、少年達は大人になった。
 底知れぬ悲しみの果てにある、本当の涙を知るためにー。

映画『MYSTIC RIVER』



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