酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
DiaryINDEX|past|will
| 2003年12月14日(日) |
ABC『ひまわり〜桶川ストーカーー殺人事件〜』 |
今から4年前、1999年に埼玉県桶川市で女子大生の猪野詩織さんが刺殺されました。当時、マスコミはこぞって彼女をスキャンダラスな女性として扱いました。マスコミの情報に振り回されていた私は、この事件に関心が生まれ、のちに彼女の事件を扱った本などを読むようになりました。そのうちに彼女とご家族の必死の懇願に警察がほとんど動かなかったことや、マスコミに流された彼女のスキャンダラスなイメージは間違っているらしい、と知りました。その上、彼女を執拗に追いまわしていた男は自殺(?)。どうにも心にしこりが残ってしまいました。 昨日のドラマ化は、主人公役の内山理名さんとストーカー役の金子賢さんがすごかったです。脇を固めたご両親役の渡瀬恒彦さんと戸田恵子さんもさすがの演技でした。詩織さんが刺殺され、スキャンダルに巻き込まれ、警察に見捨てられた父親が、詩織さんは「三度殺された」と言うシーンでは泣けてしまいました。犯人に刺殺され、警察に見殺しにされ、マスコミに人格を破壊された。本当にいったいなんだったのでしょう。 若くて美しい女子大生の詩織さんが、ちょっと素敵で金回りのいい男に少しばかりときめいたからと言って、高価なプレゼントをもらったからと言って、どうして責められましょう。若い時期の女性は、そういうことに誰だって浮かれる瞬間があります。ただ相手の真実の姿に気付いた時には詩織さんの場合はがんじがらめにからめとられていた。家族と友人とともに必死に闘っても最期は刺殺という究極の暴力に倒れてしまう。こんな現実があるなんて。
警察の対応についても、警察の見解と猪野さんたちとの言い分とはかなり食い違いがあるようです。もしも警察が威信を守るためだけに、隠蔽しているならば、そんな機構が人を守れるのだろうか、と思います。 今から数年前に私はある男にストーカー行為を受けました。長年通っていた美容院でお気に入りの美容師(女の子)が辞めてしまい、そこのオーナーだけが完全予約制で続けることになりました。私は、この男が生理的に苦手でマンツーマンシステムの美容室には抵抗がありました。でも長年、通っていたデーターやその男の美容師としての腕は間違いなかったので行くことにしました。個室でふたりっきりで髪をカットされたり、ケアされたり。いつも以上に長く時間をかけられ、ずっと誘われ続けました。その男は妻子持ちでしたし、私には熊がいたから婉曲に断るも、自分に絶大な自信を持っているその男は絶対に引かないのです。熊と別れて自分と付き合った方が私のためだとまで言い出す始末。家庭があるくせに、熊がどんなにいい奴か知らないくせになんなんだ?この男は・・・と怖かった。やっとの思いで美容院から出ることができ二度と行くまいと決心。するとその日から、電話攻撃がはじまりました。着信拒否にしても違う電話から何度もかけてくる。部屋の電話もなり続ける。異常としか言えませんでした。(その男に電話番号を教えたのではなく、以前の担当の女の子の残した資料に残っていたのです) それをあるサイトで愚痴ったところ警察に相談するようにすすめられ、思い切って相談にいきました。生活安全課の女性は親身に聞いてくださり、私の言葉を信じてくれました。しかし、相手の男と話したある年配の男性警官はまるで私の狂言のように言いました。はらわたが煮えくり返る気分でした。それなら携帯電話の着信記録を調べて欲しいと申し出ましたが、うやむやに流されてしまいました。 今回、桶川の事件のドラマ化での警察の対応に私自身の体験が甦りました。なんとか助けて欲しいと訴える人間を警察がどう扱うか、私はそこがとても大きな点だと思っています。
ABC『ひまわり〜桶川女子大生ストーカー殺人事件〜被害者家族の秘話・衝撃のドラマ化 詩織・・・・21歳の君にあの日何が起こったのか』
|