│←飛び立つその瞬間に、あたしはきっと「生まれて良かった」って心から思えるだろう。→│
弾むキィボォドを指で打ちながら、不意にそう感じる。 どんなにか卑劣で残酷な嘘を吐いてでも生き長らえようとする人の気持ちが 判った、のかもしれない。 嗚呼、この世界は、すばらしくないだろうけれど、 少なくともあたしを取り囲む世界だけは 素晴らしいモノであることに実感を覚える。
生きていてもしょーがない!って散々、ひねくれた思考を続けてきたが、 昨夜も喚いていたように、 利用されていても幸せ、なのだろう。 笑うな。笑うなよ。 お前が病気じゃない方が、よっぽどオカシイ。
東京大阪間なんて、 たった1時間30分で結ばれる距離。 だから、あたし達は、そう遠くなんてない。想いも同様に離れてなど居ないのだと信じたい。 幸せな女の、幸せだと呟く言葉の一種。 まるっきり幸せだとは言いたくないし、もっとも不幸だとも言いたくない。 戦場に住み、危機迫る毎日を暮らし、自分の命を絶とうという想いをなくして行ければ 良いと思ったが、安全な日本に居て、勉強できて、PCできて、スタバでゆったりして、 暇さえあれば、在る筈も無い生きる意味など考えたりして。 有意義にお話できるほうが 頬は緩むだろうが、あたしにとっての幸せなのかもしれないと。 あたしは不意にそう思った。
§2003年11月19日(水)§ |