Juliet's Diary HOMEDiary INDEXpastwillsellection


2005年01月03日(月) 大化の改新

題材からして、興味を持っていたし、スタバで岡田さんのインタビューも見ていた。
渡部篤朗も好きだし、これは見ておこう、と、期待大。
結果、史実云々は無視しても、とてもいい話だったと思う。

渡部さんの演技がいいのは、もう当たり前ということで、省く(笑)
今回、初に近い、V6の岡田さんについて、少々語りたい。

顔がいい、というのは、時折見るテレビ等で知っていました。
だが演技については、まったく知らない。
でも、スタバのインタビューで、いつか役に立つかも、ということで、
馬術を個人で習得されていた、というのは、驚きました。


わたしは常々、思っていたことがある。
役者であるなら。古代劇が演じられなくては、役者の価値が下がる。
よって古今東西、ある程度有名になってきたら、馬に乗れるのは当たり前で、
男性ならその国の古代武術等も、多少できるようでなければいけない。

勿論、理想です。なかなか難しいことです。
でも、岡田さんはやっていた。会社の経費かもしれませんし、
時間があった、ヒマだった、といえばそれまでですが、でもやっていた。

わたしはそれを、岡田さんの役者という職業に対するプロ意識だと、受け取りました。

昔、有名なギタリストのインタビューを読んだことがある。
早弾きが得意なギタリストだった。彼はこう言った。

”早く弾くのが上手なギタリストではないか、どんなにすばらしい曲をつくっても、
それを演奏できる能力がなければ、意味がない。
だから早く弾くのが目的ではなく、演奏する能力のひとつとして、
早弾きができるに越したことはない”


自分は役者の馬術も、それに似たようなものだと、思う。
岡田さんの乗馬シーンは、3回くらいあったように思います。
遠くから、バッカバッカ、走ってきて、
そのまま最後は、顔アップになるまで、カメラに近づいて。

馬のシーンって、遠くからのショットや(別の人が乗っている)
あとは超顔アップや、ぱかぽこゆっくりのシーンや。
そういうのが多い中で、岡田さんの乗馬は、迫力がありました。

まぁご本人は、あそこまで走らせたのは初めて、とか、
あぶみが現代と違って、足の先しかひっかからなくて、怖かったとか(笑)


まだそれほど、言ってみれば、つよしくんほど、忙しいワケでもないだろう。
そんな中、彼は有効に、時間を使っている。
勿論、すまっぷと比べるのは、すまっぷに不利ではあるが、
それでも、岡田さんの熱心さは、自分は評価したい。

演技自体も、とてもよかった。
若者らしさがあるときは、快活で爽快。
聖徳太子を尊敬するまなざしは、あこがれと恍惚が入り混じり。
入鹿の裏切りに、それでも捨てきれない友情に、苦悩。

最後の弓のシーンもよかったなぁ。
力強さと、友を狙う覚悟。

非常に良かった。つよしくんとはまた違う良さだった。
役者さんって、本当にその人その人によって、個性があるのですね。

彼に、今回の鎌足役は、とても似合っていたと思う。
理想を追い求め、美しさを求める純粋さと、それ故の貧困。
友情と尊敬と苦悩。そしてそこから這い上がる力。

非常に良かったです。話の内容も、とてもおもしろかったです。
今後も期待しております。


追伸

最後に死んだ入鹿を抱いて泣くシーン。
岡田さんの唾液が、渡部さんの顔に、だらだらだら(笑)

あれ目をつむっていた渡部さんには、わからなかったと思う(大笑)
おまけに雨のシーンだったから、映像見るまで、気がつかなかっただろうなぁ・・。
で、気がついたとき、渡部さんが岡田さんに、なんて言ったのかが、気になる。
それとも、岡田さんが、その時、謝っちゃったのかな?

”すみまさん、オレ、よだれ、たらしていました”

わたしが渡部さんだったとしても、静かにぬぐうしか、道はない。



追伸2

こういうのを見ると、史実が知りたくなりますよねぇ〜。
聖徳太子と天智天皇(中大兄皇子)は、多少は知っているが、鎌足と入鹿は・・・。

舒明天皇自体が、なんでオレが天皇に?というくらい、超意外な人物。
そりゃ、山背大兄皇子が面白くないのは、よくわかる。
”大兄”という自体、皇太子というような意味ですからねぇ。。。

当時の天皇家は、その後の天皇家とは違い、豪族中心政治のトップというだけで、
絶対権力を持っている、とはいえなかった。
だが物部氏を滅ぼした蘇我氏は、その天皇家をしのぐほどに、勢力が強まった。

でもそれだけなのかなぁ、入鹿が殺されたのは?
唐の要請に従い、高句麗攻撃の準備をしていた入鹿でしょう?(劇中では)
その後の中大兄皇子は、百済・日本連合軍で、唐・新羅軍の戦いに敗れているよね?
(白村江の戦い) その後、天智天皇は、反新羅派に暗殺されている。

蘇我氏の勢力を削ぐための目的なのかなぁ、入鹿暗殺は?
それも朝鮮使節団の前での、暗殺でしょう?
物語では、百済の使節団は、ニセモノっぽいし。
そうなると、ますますわからないくなるなぁ、です。

それになんで、中大兄がすぐに即位しなかっだろう?
と、思ってちょいと調べたら、軽皇子(孝徳天皇)が首謀者くさいのね(笑)
とはいえ、後は完全に、中大兄皇子の優勢です。
お后(中大兄の妹)を、連れ去られちゃうんだから、皇子に。

天智天皇は、おもしろいです。知れば知るほど、面白い。
でも、鎌足が若い頃、あんなに貧乏暮らしだったとは、知らなかったなぁ。
藤原氏の祖先で、不比人のお父さんも、最初はあぁだったんだ。


聖徳太子と天智天皇(主に天武との対立)にばかり目が行っていて、
意外に知らない、大化の改新。

これを機会に、いろいろ勉強してみたいと、思います。


←エンピツ投票ボタン  My追加
また読みたいなぁ、と、思ってくださったら、お願いします
Juliet |HOMEDiary INDEXpast|will