Juliet's Diary HOMEDiary INDEXpastwillsellection


2003年04月26日(土) 僕の生きる道ツアー

当サイトに、来て頂いてる方からの、お誘いで、
”僕の生きる道ツアー” に、参加してきました。


午前10時に、集合。うう、朝、早いぜ、ですが、最初に訪れたのは、
つよしくんが、ちゅー、した、教会。あの、白い、教会です。

”えっ? こんな、小さいの?”

映像のマジック、ですね。びっくりするくらい、小さな教会でした。
また、あの教会の前に、トタン板でつくられた、駐輪場があるとは、
夢にも、思いませんでしたよ! ううっ!


”もちょっと、こっちじゃない?”
あのアングルを探そうと、うろうろ、うろうろ。
緑が多くて、小虫がいっぱいのなか、しゃがんで、探す。

”おおっ! この位置じゃ!”
って、カメラの方。ものすごい、ぎりぎりまで、下がってたのですね。
ほんとう、映像だけじゃ、わからないものね。



許可を頂き、中へと、おじゃまします。
ドアを開け、中に入ると、それは、つよしくんが見た、世界。
つよしくんと同じ視界が、わたしの前に、現れました。


”小さいけど、きれいだねー・・・”

薄明かりの中、色とりどりの、ステンドグラスに。
前には、マリア像。並んだ、長いす。
街中の、小さな、教会。
お掃除の方が、出て行くとき、胸で十字を、きっていました。



”おお。ここで、つよしくんは、ちゅー、したんだね”

我々だけになり、つよぽんの立ち位置に、立ってみる。
うーん、ここで、ちゅー、したんか、あのオトコは。
なんとなく、フクザツな、気持ちだね、こりゃ。


しずかな、しずかな、時間。”静粛に”の、張り紙・

自分の死体を見て、叫ぶ、つよしくん。
まさに、あの叫びは、この教会、始まって以来の、大声だったのでしょう。
なんテイク、撮ったのかな? 

”あぁ”−−!!!”

やってみたがったが、さすがにそれは、やめて、立ち位置だけ、確認。
ちょっと、叫びの、ポーズを、とってみる。バカだね。



そして、次に訪れたのは、プロポーズの木と、植物園。

”なんだよ! 人、いるじゃん!”

せっかく、来たのに、土曜だから。(泣)
家族連れが、つよしくんの木の下で、弁当、ひろげてるよ!
それも、ラストのつよしくんの、立ち位置の、ところでさっ!


仕方がないので、我々も、つよしくんの木の下で、
立ち位置とは、反対側で、お弁当を、ひろげます。
お弁当はね、いっしょに行った方が、作ってきてくれたんだよ!

おにぎりや、卵焼きに、おつけものまで、あったんですよ!
他にも、いろいろあって、食べきれるかな? というくらい、いっぱいだよ。
もう、大興奮するほどの、豪勢さですよ、これは。


”つよしくんも、いっしょだよ”

かばんの中から、ちょんまるぶっくを、とりだす。
ちっ。つよしウチワを、持ってくれば、よかったな。
ちょなんかんじゃ、雰囲気、でないぜ。
ほっぺが赤くて、ものすごい、健康そうだしね。


木はですね、これもまた、映像マジック、でしょうか?
”えぇ? これが?” というほどの、小さな木でした。
もっと、でっかい木を、想像、していたのですがね。
でも、背景を含めると、”そうそう!” と、なる。
確かに、この木だと、すぐに、わかるのです。


豪勢な昼食をすませ、植物園へ。
これもね、ものすごい、小さかった。驚くぐらい。
もっと、大きな植物園を、想像、しちゃってましたよ。ほほほほほ。

”50年を、目指してくださいね” ”はい”

ものすごく、せまい、通路。こりゃ、スタッフさんも、たいへんだね。
何気に、植物園だから、ちょっと、暑いし。



”あの向こうの広場の木と、そこの植物園で、僕の生きる道。
それと、そこの噴水が、アルジャーノンに花束を、の第1話で”

そうですか。ぷっすまコンビで、撮影、ですか。
それは、それで、おもしろい、奇遇ですな。


植物園は、六角形の、ガラスの建物。小さくとも、とても、きれいでした。
その前の広場には、植えられた、花々と。
そして、そこには、多くの家族連れが、にぎわっていました。

撮影時は、冬。これほど、人は、多くなかったのでしょうか?
でも、もし、今と同じような、にぎわいだったら・・・?

あたらしい命が、芽生える、春。幸せそうな、家族。
中村秀雄さんを、心に置いた、つよしくんには、
苦しい光景と、見えてしまうのでしょうか?


”もし、自分が、あと、一年の命だったら・・・”

もう、来年の春は、目にすることが、できない。
家族の成長も、知ることができない。
やっぱり、それは、悲しいことなので、ありますね・・・。


以上が、僕の生きる道ツアーの、全貌です。
申し訳ありませんが、場所に関しては、お伝えできません。ご了承ください。


しかしですね、それ以上に、よかったこと。
教会で、同行者の方が、”野バラ” を、歌ってくださったのです。
声楽を学ばれている、ということで、お願い、しまくって。
それも、ちゅよしくんの、ちゅーの、場所で、歌ってもらいました。


それは、不思議な経験でした。

教会という空間で、音響効果は、抜群ではありましたが、
ひとりの人間が、声をだしているとは、とうてい、思えない。

響き渡る、歌声に、僕の生きる道、の映像が、よみがえる。
次々と、中村秀雄さんが、よみがえる。
笑顔だったり、怒っていたり、泣いていたり・・・。
そして、歌が終わると同時に、彼の残像も、静かに、消えていきました。



お誘い頂きまして、ほんとうに、ありがとうございました。
つよ話も、とても、楽しかったです。
また、次の機会がありましたら、ぜひ、ご一緒したいです。

では、ありがとうございました。


←エンピツ投票ボタン  My追加
また読みたいなぁ、と、思ってくださったら、お願いします
Juliet |HOMEDiary INDEXpast|will