[ 天河砂粒-Diary? ]

2006年05月29日(月) 更新停止のお知らせ。

色々と思うところがあって、ここ2週間ほど、積極的に大学行事への接触を試みて仮装行列を見に行ったり、学園祭に行ったりしてきました。
昨晩は、一人でキャンプファイアーの炎を見上げたりしていました。
そうして実感したのは、とてもとても悲しいことではありますが、今の私の中では、小説を書くということが、もう、意味をなさない。ということでした。
きらきらを、外から眺めて。
物語なんて、かけらも出てこなかった。
「こういうのが書きたい」という欲求が無い。
「何かが書きたい」では、ダメなんですよ。「何かが」といっているうちは、「宝くじ当てたいなぁ」とか「ビッグになりたいなぁ」とか、そういう、漠然とした、努力や行動が伴わない寝言でしかないのです。
私は、何かが書きたいなぁとは思うけれど。
もう、伝えたい何かとか、吐き出したい何かとか、そういうものがなくなってしまったのだと思います。
ライトノベルという間違った固定概念に囚われすぎたのかもしれないし。
半端にプロのお仕事を垣間見たせいかもしれないし。
単にこれが、心が枯れてきたということなのかもしれないし。
うすうす感じてきた基礎能力の限界を突き詰めるのが怖いのかもしれないし。
その辺は、わからないというか、むしろ全てなのだろうと思いますが。

がんばっている人。一生懸命何かに取り組んでいる人は、きらきらで眩しいものです。
美しさとか醜さとか、そういうレベルではなく、光を持っていると思います。
対象は何でもいい。大学祭実行委員でも、バンドでも、絵を書くのでも、歌を歌うのでも。人の目の前で、胸を張って私はこれを今楽しんでいる! といえる人。
それらを遠巻きに、円の外から眺めて。
ああ、いいなぁ。と呟いているうちは。その光の輪の中に自分も入ろうという意思がないのだと、気付きました。
気付かない振りをしていたのですが。
気付かざるをえなかったみたいです。

そして、気付いた上で。
「いや、まだまだ!」とは、言えなかった。
「ああ。そういうことだな」と、受け入れてしまった。

だから多分もう、サイトの更新もないと思います。
七色企画がひとつ残っているので、それくらいはきちんと書き上げたいものだと思いますが。ちょっと、正直なところ、書き上げられる自信がありません。
なんて我儘なのだろうと思わなくもありませんが。
少なくとも今は、どちらかというと全力で走って逃げたい感じです。

そういう訳ですので、サイトはしばらく、場合によってはずっと、更新を停止いたします。
色々、書きかけで放り出してあるものがありますが。
大丈夫。読めなくても困らない。
ちょっとは寂しいかもしれないけれど、そういうのもすぐに慣れます。

私はかなり気分屋な上に天邪鬼な部分があるので、こんなことを書いておいて翌週にはざくざくっと何かを書いている可能性も、今までの傾向からすれば決して無くはありませんが。
でも、今回はもう、本当に終わりだろうなぁと、ちょっと思っています。

個人的にはとても元気で、ただ、創作という分野においてのみ、死んでしまったようだ。というだけなので、メッセやチャットなどで見かけたら、これからも仲良くしていただけると嬉しいです。
サイトは残りますが。日記の更新も無いと思うので、リンクをはってくださっているサイトさまにおかれましては、それぞれでリンクをはがすかどうか、ご判断いただければと思います。

色々とご迷惑をおかけいたしますが。
どうぞよろしくご理解のほどをお願い致します。

2006.初夏 三紀藍生。


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