大変に凹むことがあった。として、
凹みました。理由はこうです、 だから相手のことが嫌いです。 もしくは嫌いではないけど合いません。
なんて言えるわけない。
冷静な洞察眼で見抜かれ人間性を否定されたとして、 真逆である相手の人間性を否定したり、 いい所をみつけたり、人間性を近づける努力をしよう
なんて気にはなれない。
発現した全ての否定的な現象の、 精神の発端はそこにあったのかと思ったら、 或いは影響された者の言葉がその鵜呑みだと気づいたら、
脱力して何もやる気がおきなくなった。
でも もうどうでもいい、さようなら、 あなたの好きにしてください、 干渉しないから干渉しないでください
とは思えない。 認め合える部分は認め合って過ごしたい。
筋は通っているか。そこが大事なのであって、 自分は自分の信じるやり方の筋を貫けばいい、と思った。
筋が通っていないなんて言われても、 自分の筋が通っていれば卑屈になることなんてない。
責められて、自分なりに検証して こんなに自分が悪いと思えないのは、珍しい。
だって今、こんなにも人に愛されて生きている。
全員騙されてそこにいるわけではないだろう。 見ている人はしっかり見ている。
自分の背中を。 無防備な笑顔を、堪えきれない眠気を、目に溢れる涙を、にじむ汗を、ア イデアを思いついたときの瞬発力を、やると言ったらやる根性を、ひたむ きに打ち込む姿を、こだわりを貫く精神を、前向きに処理する性格を、本 能のままに手を出す瞬間を、王道をわざとはずすセンスを、手段を選ばな い貪欲さを、後悔して関係を修復しようとする作業を。
冷たく切り捨てる瞬間を、無意識の傷つける一言を、やる気の有無を、ズ ルを、インチキを、ごまかしを、なかった事にすることを、見て見ぬふり を、話題のすり替えを、媚びへつらいを、ひきつった笑顔を、調子のいい 相槌を、誘導尋問を、優越感を見せ付ける瞬間を、知ったかぶりを、虚栄 を、リスク回避の企てを、証拠隠滅を、責任転嫁を、飽き易い性格を。
見て、知って、それでも愛してくれる人達だ。
自分だって、その人達の背中やしぐさを見て、知って、 尊敬したり幻滅しながら、そんなみんなを愛している。
じゃ、なぜ愛を捨てなきゃならない!?
捨てられるわけない。
俺、そんなに簡単に人のこと嫌いになれないよ。
ああ、哀しや物別れ。 もう二度とこんな思いはしたくない。
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