| 2003年03月04日(火) |
「コバルト原チャリ」セルフ全曲解説・その2 |
<アルバム全曲解説>つづき
■M03■「JOURNEY」
自分は多くの同年代の友に比べると恋愛について考えることが多い。 もちろん自分の経験もそうだけど、お客さんの子の話や友達の話を聞いて、 「男っていうのは」「女っていうのは」そして「その関係における幸せと トラブル」について考えたりする。
身近な人の話を聞けば、 やっぱり音楽と恋愛の狭間で悩む奴が多いわけで。
確かに音楽に限らず、演劇とか絵とか、もの書きとか、夢を追いかけてい る人は魅力的だ。魅力的だから続けていくことができるのだとも思う。
けど、実際はなかなか収入に結びつかないのが現状。うまくいってない( 現状に満足できない)時はどうしても深刻な悪物探しをはじめてしまうも のだ。夢の実現への一歩に慎重になればなるほど、身近で足を引っ張る存 在に敏感になってしまうものだ。
恋愛が夢を遠ざける存在だとしたら・・。 天秤にかけたら最後、どちらかを選ぶしか道はなくなってしまう。 彼は愛を捨て、夢を追う為に夜明けの駅に立つ。
でも、 愛を捨てて夢を追ったところで、 その夢は幻かもしれない。 あっさり消えてしまうかもしれない。
もしそうだとしたら、 捨てた愛はどうなるんだろう。 そして愛を捨てた自分はどうなるんだろう。
「JOURNEY」で表現したかったのは、 こんなやりきれない世界。
作詞・作曲: オオゼキタク 編曲:栗尾直樹(Far East Club Band)
イントロのメロディはとにかくキツめの哀愁を出したくて、鼻歌で思いつ いたものを採用してもらいました。ピアノを中心としたバンド形態の曲です。
■M04■「レモン」
大好きな人には頑張ってほしい。 失敗にめげず何度でも立ち向かってほしい。 中途半端な結果に満足しないでほしい。
そんな思いを胸にいつものように愛をまくけど、なぜだか君は浮かない顔。
もしかして、 こうして存在している自分の存在が不要なのか!?
宝石みたいに大事な存在だと思っているのに、この思いは僕のただの独り よがりかもしれない。君にとって僕はただの足手まといだったんだね。
それだったら僕は最悪に悲しいけど、他を探してくれて構わない。 大好きな君には頑張ってほしいから。 続いてくことだけが幸せじゃないんだよ。そろそろ、関係を壊そう。 何か言いたげな君は、破壊のその瞬間もそれを止めようはしない。
ここに何かを残したいけど、ね。 それは君のためにはならないから。
こんな悲しいメッセージが込められた歌なのです。
作詞・作曲: オオゼキタク 編曲:稲葉政裕(Far East Club Band)
歌を必死になりすぎないように、できるだけ後ろ、後ろにアタックポイン トを置きました。Bメロの「もうすぐまっすぐ見ると照れくさい・・」の 雰囲気は全体でも気に入っている部分のひとつです。
■M05■「枇杷」
2000年の前半、スランプに陥っていた。 「STILL」っていう曲を書いて以降、全く曲を書く意欲はおろか生きる意欲 さえ失いかけていた。
そんなバッドなタイミングのときに、ネットで知り合った友達の結婚式に お呼ばれすることになったのだ。 会社員だったTAKUは仕事中サボってチャットばかりやってたのだが(会社 の皆さんごめんなさい)、その顔を出してたチャットの仲間同士が結婚す るということだったのだ。
TAKUはこれをきっかけに久々に曲を作ってみようと考えた。 ネガティブな言葉ばかりしか出てこなかった頭の中を精一杯押さえながら 祝福のための幸せなメッセージをいっぱい織り込んで作った曲がこの「枇 杷」。6月の二人の結婚式にレアな梅雨時の風物詩をどうしても入れたかっ たのでこの枇杷(びわ)を題材に選んだ。
6月18日、結婚式当日。 ギターを持って歌いにいったものの、歌詞が完成してなくて結局歌うこと ができなかった。その代わりに果物屋で買った枇杷をプレゼントした。 後日、家でカセットに吹き込んで渡した曲が、この「枇杷」の原型です。 恋愛で人を傷つけて自己嫌悪したばっかりだったから、二人にはホント幸 せになってほしかったんだ。
作詞・作曲: オオゼキタク 編曲:稲葉政裕(Far East Club Band)
この曲はとにかく幸せ感をめいっぱい出したかった。稲Pさんのスライドギ ターが冴えまくる!しかしレコーディングではTAKUが鼻詰まりで一時レコ ーディング中断か?どよーん。。 ・・事態までいったが、結局なんとか歌い切ることができた。
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