「人間」菅井優児
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2004年03月19日(金) 情けない男

結婚してからというもの、家族に怒られづめである。

怒られない日が無いという位に怒られまくっている。

29年間、一人っ子として何不自由なく我儘放題に育ってきたツケが一気に来た感がある。

先日もウーコに怒られたので、反抗をしたら出て行くと言いやがったので、

「お前が出て行く事はない。俺が出て行く!」

と言い捨てて、深夜1時過ぎにスウェット一枚で外に飛び出してしまった。

鍵も、携帯も、煙草も、財布も忘れて。

このまま盗んだバイクで走り出そうと思ったが、二輪の免許がないので諦めて、家の周りを当てもなく彷徨った。

「寒い・・・。帰ろう。そんで謝ろう。」

とすごすごと家に帰り、玄関の戸に手をかける。

ガチャ

およよ?

鍵がかかってらっしゃる。
そして良く見ると車も無い。

ウーコは本当に出てってしまった。
鍵までかけて。

しばらく玄関先でうずくまる。
そして真剣に死について考えてしまった。
死にはしないだろうが、間違いなく風邪を引いてしまふ。

彷徨える蒼い弾丸の如くでもない俺は、とりあえず暖をとるためにサークルKに行く。

立ち読みしていると突然隣に人が立った。

ウーコである。

俺が鍵を持っていなかった事を途中で思い出して、探しに来たのだそうな。

ウーコに手をひかれて、車に乗り込む。

こっぴどく叱られた。

少しずつだけど、真人間になろうと思った。自分の為に。家族の為に。

・・・なぜに俺はこんなに恥ずかしい事を赤裸々に綴るのかというと、
日記とは本来そういうものではないかと思ったからである。
そもそも日記とは自分の足跡を振り返るものではないのか。
誰のためでもなく、自分の為に書くのだと。
こういう形の場合は自分以外にも見る人はたくさんいるので、そうそう何でも書けるものでもないが、
それでもカッコ悪いところも、情けないところも書いていきたいな、とたまに思う。

そんな自分がいとおしく感じるので。ウシ。


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