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日々のモエログ

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2005年11月21日(月)
HUD感想。

ネタバレはあるんだか、無いんだか。多分アリ。
最初に言っときます。デキとしてはイマイチの感想。自分ログってことでお許しを。









HUDを観に行く、という日の朝。
どーも、自分の中では「カワイコちゃん達の良ビジュアル満載映像を観に行く」って感覚で、映画を観に行くって意識が無かったみたいだ。何気なく「最近映画見てないなぁ」とぼやいたら、「え?今日行くって言ってたじゃん。もしもそれを映画と呼ぶのなら」と妹に言われた。

アハハ。で。HUD。ちゃんと映画と呼ばれるものだった。


面白かったですよー。かの前作に比べると全然。
面白かったですよー。ビジュアル最高だし。
面白かったですよー。ワタシ所詮ブイヲタなので。


と、何度も書くと、まるで行間の意味を読み取ってくれ、と言わんばかりだが、実はそんなことは無い。
とてもよく出来たB級映画だなーと思いながら見ていた(注:褒めてます)。

この間、真夜中にHLHを見て思い、今回HUDを見ても思ったが、SABU監督の映画ってのは、果てしなく夜中に見るのが似合うのだな。しかもテレビで見るのが似合う。しかも、ウチの、10年以上働いてくれているブラウン管のテレビで見ればさらに最高。
ビジュアルに萌え萌えするのなら、そりゃーハイビジョンだけど、SABU監督の世界観を楽しむのなら、ブラウン管だよな、なーんて自分勝手に悟った次第。この映画も、ウチのテレビで見たら凄く似合いそうーと。



そうこう言いつつ、前半は掛け値なしで面白かった。笑った笑った。
が、後半になると、あぁ…やっぱりSABU監督の作品だわー、なんて思いがちらほらと。
さすがに「どうして凍ってた准坊が生き返ったの!?」なんてことは言わない。それをねじ伏せるくらいの勢いは、この作品にもあった。
(勢い=そんなのありえないけど、映画なんだし、何よりも、面白かったからまぁいっかー!と思う気持ち)

それにしても前作よりは起承転結があったが、今回分かったのが、私が思う、おこがましくも言わせて頂くと、私とSABU監督の最大の方向性の違いが、起承転結の「転」の落とし方なのだな。
前回の3台のカークラッシュ然り、今回の約6人(人間5人+蝋人形1体)の格闘然り。
あぁいう感じで、言うなれば、激しい「動」をもってストーリーを「転」から「結」へ持っていこうとするのがSABU監督の持ち味なんだろうが、私には、正直、その良さがさっぱり分からん(笑)。
格闘シーンはとてもかっこいいと思った。ただ、格闘を「転」に持ってくるその思考回路が分からん、と。そういうことです。

そして、全くストーリーを知らなかったので、唐突な微ホラーチックな場面に、えーん、とか思ってちょっと目を閉じた。(アレレベルで、もう見れないヘタレ。それがアタイ。)
映画館の予告も、ホラー映画、部分は目を閉じ耳をふさいでいるので、多分今年唯一見たホラーシーンがアレのような気もする。
そんなんで映画好きとか言うこの事実、どうよ(知るかよ)。
しかし、アラびっくり。ワタシが観たホラー映画には、とってもとってもビジュアルの良いカワイコちゃんたちが6人、もとい5人出ていたの。(約1名は人間じゃなかったので却下。)
ということで、今回は、そんなカワイコちゃん達にまつわる怪奇現象にスポットを当ててみることにしました〜♪(超強引・笑)




◇井ノ原快彦 〜自己嫌悪の怪〜
こんなこと言うとイタイ子なのは百も承知だが、私は井ノ原くんと似てるなーと思うことが多々ある。間違った気の遣い方とかなんとか。なんで、勝手に親近感を持っている。
が、気を抜くと親近感は自己嫌悪に変わる。
そんなイノハラくんの役。電車マニアはともかく、健くんに迷惑かけ倒しているところを見て、特にあるシーンを見て、映画中とは思えないくらい凹んだ。あー、ワタシって周囲にこう思われているのかー、と。スクリーンの彼を見てオノレを省みる。ナゼ、映画の役までもが、ワタシを自己嫌悪で苦しめるー(笑)。

とかいいつつスタイルの良さ。最高。



◇三宅健 〜ラブリーの怪〜
健くんて、どうしていつもこんなにかわいいんだろう。ビジュアルアベレージがいつも鬼高いのはどうして?そう思っているのは私だけではないはず。
ということで、今回もサンタ姿が、そりゃあもうラブリーでラブリーで。女の子ちゃんみたいな髪型も相まって最高(感涙)。
キャラ的には、健くんの役が一番常識人であったため、一番共感できたように思う。
ってか、健くんが常識人を演じるとすごくエロいよなー。そう思っているのは私だけではないはず。私だけか。

機軸のぶれないラブリー。完璧。



◇森田剛 〜艶めくDNAの怪〜
しかしまぁ。森田さんってのはやっぱりすごいよなぁ。もはやここまで来るとパブロフの犬状態、今回も森田さんの女絡むと表情が変わる様子は、ある意味感動だった。
廃業されたホテルのラウンジにて。それまで普通にカワイイ剛くんだったのに、女の人(てか英姫。名字が椎名だったことになんか驚き)が絡んだ途端、表情が一変、艶気のあるものになる。目は少し潤んで、多分、本人気づいてないんだろうが、ゾクゾクするような色っぽい顔になってた。もう天晴れ。大好き。
だからこそ、私は言いたい。剛くんのラブストーリーが見たいー。もう、ど真ん中ストレートの奴。悲恋なんかでもいいなぁ。

春色満載フェロモン。降伏。



◇岡田准一 〜名倉の怪〜
しかし准一。どうなんだ。ストーリーを引っ張る役としては重要。最重要。私の中では、この話、勝手に森田さんが主役になっているが、ある意味森田さん以上の主役。ただし本人ではなく蝋人形が。どうなんだ。そして、時に蝋人形は槍よりも強い凶器となる。どうなんだ。
しかも、蝋人形の出来がほぼ完璧だったことも涙を誘う(コラ)。蝋人形を見ながら、先日の握手会に思いを馳せていた。名倉と准一。大きく括ると、この二人は国境を越えた隣人だよなーと思っていた。が、その国境には、きっと高い山があり、深い谷アリ、普通ではそうそう国境越えは難しいと思っていた。
が。本物を見て、国境は意外に平淡な道のりっぽいことが判明した。そして、テレビで見てあんだけの名倉って、実際どれくらい濃いんだろう、と気づけば名倉に思いを馳せていた。

所構わぬロマンチック。感涙。



◇長野博 〜シャクレの怪〜
どーして狂人チックな演技をすると、どーしてひーくんのアゴはシャクレるのか(愛)。
ということで、運転席で色々やってるのを見ながら、心の中ではかっこいーとか何とかより、「ダメッ!ひーくん!シャクれてる!アゴッ!アゴッ!」の嵐だった。
や、でも通常部分はかっこよかった。鬼かっこよかった。たった1日の出来事なのに、途中、髪の毛がモシャってる所もあったが、大人なのでそんなことには拘らない。だが大人なので言うと、警察署のシーンを撮った日の髪型が最高好きだ。ビジュアルも大層よろしく、その日、彼のコンディションは最高だったんだろう。
でも、私にとって、この映画どころか2005年最大萌えた表情「乗れよ」のシーンでは場内で爆笑が起こっていた。ねぇ、何で!?あそこ笑うところなの!?あそこ萌えるところじゃないの!?何でみんな笑ってたの(混乱)!?
そして、SABU監督と方向性がナンダいいつつ、次はゼヒ星野家外伝を作って欲しい。
実は父子家庭だった星野家の父と6人の娘達が織り成すハードウォーミングストーリー。HOSHINO FAMILY HISTORY、略してHFH。
お父さん、正直子供の数多すぎ、みんな年近すぎ、ちょっとは計算しようよ…ちょっとだけ気をつけようよ…なんてことは言わない。星野家の皆さんが幸せならば、私も幸せだ(もー、何がなんだか)。

チラリと見えたへそと背中。悩殺。



◇坂本昌行 〜ブルドックの怪〜
役柄が長野くんのシンメだったから仕方ないと言えば仕方ないが、ほとんど私の視界に入ることがなかった…残念。正直、長野くんで手一杯で、一度に坂本くんまでは追いきれなかった。ムリ。かっこいいビジュアルに安心して、心置きなく長野くんに旅立った。
あー、でも、最初はとっても根性悪の(そういう意味でいい感じ)設定だったのが、途中から単なるヘタレに片付けられ、キャラが放棄されてたのが若干かわいそうだったかも。てか残念。もっと「ガンマニア」とか、そういう所を掘り下げて欲しかった気もする。や、掘り下げたあったのか。それすら不明。

茶色く霞がかったスタア。狂恋。




そんなこんなで。も1回観に行きたいー。