ガンを患っていた叔母が急逝しました。 叔母のガンはスキルス型という進行の速いもので 骨髄移植も間に合わず、入院からわずか1ヶ月。本当に突然でした。
土曜日に伯父の百日供養があり その時に「もう後2,3日かも」という話は聞いていましたが 病状が安定しないので、実際どうなるかは全然分からなかったんです。 もちろん皆は「分からないのなら、大丈夫かも」と希望を持っていました。 しかし、後から聞いた話では 叔母のガンは全身に転移していて、叔母の夫である叔父さんは 既にある程度の覚悟を決めていたようです。
叔父さんや子供達(私の従兄弟達)、親族に見守られ 痛む手足を皆に擦って貰いながら、叔母は静かに息を引き取りました。 まだ48歳。やりたい事もたくさんあったと思います。 叔母の子供は男の子3人兄弟で、末っ子は高校生。 従兄弟達は大丈夫だろうかと思っていましたが 「おかあさんがいなくても、皆で頑張ろう」 「自分達より、おかあさんを頼りにしてたおばあちゃんが心配」 と話していた優しい子達です。きっと大丈夫。
従兄弟達が話していた通り、私も祖母が心配です。 先日の伯父に続いて叔母が亡くなってしまい 子供に先立たれた親の気持ちは計り知れません。 従兄弟達が「(自分達が)おばあちゃんの所に様子を見に行くから」と 言ってくれているので、少し安心はしていますが 私もこまめに連絡を取りたいと思います。
昨日の深夜に急逝し、今日お通夜がありました。 一晩過ごして皆落ち着きを取り戻していたので とても和やかなお通夜でした。 いつまでも泣いていては叔母も安らかでないだろうと 親族全員、笑って過ごしましたよ。うちの実家らしいお通夜。
それに加えて、怒りもあったので泣くのを忘れたと言いますか。 実は叔母が危篤の際、叔母の酸素マスクのチューブが外れていて 亡くなった後、病院側に叔父さんやうちの父が抗議をしたんです。 チューブが外れた原因は分からないし それが叔母が急逝した直接の原因ではないだろうけど 言い訳ばかりで謝罪もおざなりとはどういう事だ、と。 こちらは後に担当医の先生(良い人)が 丁寧な謝罪と今後このような事がないようにするという約束をして その場は何とか治まりました。 今後、病院側とどういう話し合いをするのかはまだ決まっていません。
もう一つはお通夜の時に来た住職。 叔母の戒名(位牌に刻む名前)を巡って、叔父さんと大喧嘩したそうです。 宗派によって違いがあるそうなんですが その宗派では戒名とは呼ばず、別の名前があるそうで 戒名の場合だと長ければ長い程良いとされ(値段も高いらしい) 叔父さんとしては、叔母に良い名前を付けて貰いたいと思うのは当然の事。
しかし住職は「うちの宗派では、そのような事はしない」と反論し お通夜の読経が終った後の説法で 「勘違いしている人がいる。間違えないように」と その話を延々と繰り返し、説法とは無縁の宗派の違いについての話ばかり。 しかも暗に叔父さんを批判するような話までしていました。 事情を知っている私達親族は、それはもう怒り心頭ですよ。
何で叔母のお通夜でそんな話を聞かなければならないのか。 叔父さんが反論出来ない状況で 一方的に宗派の違いを延々と話して批判されなければならないのか。 言い争いしただけで住職がこちらの挨拶を無視するなんて、そんな道理があるもんか! あぁもう、思い出しただけでも腹が立つ。あのハゲ! いや、住職だからハゲなんだけど 丸坊主じゃないのよ。カッパハゲなの。
まぁ、あのハゲ・・・じゃなかった住職も 怒りで悲しみを少し抑えたという点では良かったけれど。 明日のお葬式には来て欲しくないわ。 来たとして、また同じ話をしたら 「昨日も同じ話を聞きましたけど、それしか話せないんですか?」って言ってやる。 私が言う前に叔父さんか従兄弟達が言いそうだけども。 あんまり言うと叔母さんに怒られちゃうかな。
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