観劇日記。能「融」。そして「ライナス」。 - 2003年08月05日(火) 8月2日に教育文化会館で能狂言。 四番能「砧」。狂言「泣尼」。切能「融」。 砧はストーリーは普遍的で 「砧を打つ」というモチーフも美しいものなのだが やはり静かな運びで 少しねぶる。 シテの声がちょっとだいぶん聞き取りづらかった。 そういうキャラなのだろうが。 ツレの夕霧の方が声も様子も目立ってしまっていた。 ツレがシテのもとに帰ったとき ふたりがぐるりとまわって 屋敷内部と外部が逆転するさまが いかにも能であり演劇的に感じられて 大変面白かった。 「泣尼」は昨年も札幌にきた 山本東次郎氏の舞台。 「泣尼」の腰をかがめた妙な歩き方だけで笑えた。 「融」はエキサイティングな舞台。 前ジテは三光尉の面で汐汲みの爺。 のんきな感じ。 後ジテが 中将の面でもうとってもきれい。 装束も華やかでバンド(鼓や笛)ものりのり。 お神楽っぽく舞い狂う。 遊びの楽しさが高いテンションで伝わる。 義満や秀吉みたいに 脇息にもたれて酒飲みながら見たかった。 夜は大劇団の「ライナス」。 ものすごく久しぶりに見た。 役者サンはうまいし 脚本もとっても上手です。 ギャグもすべらないし、 長い時間もさほどは気にならない。 まわりの人々は泣いていた。 でもなー。 やっぱりこれは個人的なことなんだが、 (まーあたしはマイナー好きだから) どうも演劇というものに違うものを求めてしまうわけよ。 社会ですでに問題になっていることを ふつーにたどられてもつまんなかったりする。 どうせお金を(3000円)払うなら シンプルでもいいから もっとぶっとんだ ヴィジョンが見たいぞ。 - 読み終わったら押してみる。
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