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ゆくすえ

枝雀。 - 2002年05月29日(水)

同僚から桂枝雀のビデオを借りて観る。
「鷺とり」と「皿屋敷」。
落語を聴くのは久しぶりだ。

枝雀の噺はまともに観たことがなかった。
映画の「ドグラマグラ」のみを観ている。
そのときもかなりぬめりとした感じだった。

噺は名人芸というよりはアートという印象。
亡くなり方がああいうものだったので
観ていてどうしてもそのことがつきまとう。

「鷺とり」は、はじめそのスピードに
感覚がついて行けなかった。
枝雀自身が自分のスピードについていくのに必死な感さえある。
私の好みとしては
米朝さんくらいのテムポが安心して聴けるなあ。
(米朝さん7月に来る。きっとこれがラスト。)

枝雀のあのスピードには
不穏なものがある。
これも彼の死のありようが落とす影(バイアス)なのだろうか。



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