しちけんばっとう - 2005年10月20日(木) 空を見上げる、雲の流れる早さ 今更ながら「セブンソード」鑑賞。 まぁどうしたって「七人の侍」を連想しちゃいますわな。 事実、監督も影響を受けたと明言しているわけですし。 (以下ネタバレ有り。注意されたし。) えーとぶっちゃけて言います。 「空振り」 あーもうつまんない。あくび連発。 やっちゃったよ。時間返せよ、2時間半。 もうね、ナニが7人の侍かと。 引き合いに出すことすら烏滸がましい。( ゚д゚)、ペッ 全てにおいて中途半端の結晶。こんだけ半端な映画も珍しい。 ストーリー、アクション、キャラ、小物、上映時間、何から何まで半端。 まずストーリー。 清朝の定めた禁武令によって迫害される武術系の村々。 そこに賞金目当ての郎党が攻め込んでくると。 なんつーかこう日本人には馴染みのない文化のせいか同情を引けない 気がしますな・・・。七人の侍なんかじゃもう食うにも困る切迫感が あったんですが。究極的に言えば「農民なら殺されないんだべ?」 ってコトになっちゃいますわな。 で、それを回避すべくセブンソードでは略奪しつつ武芸者狩りのような コトしてましたが、朝廷公認でンなコトやってたら国滅ぶべ? 一部のシーンで朝廷っぽいオッサンと悪役の親玉が親しげに話してましたが ナンでしょうか、あれ必要なシーンなの?その後出てこなかったんですが、 その偉いサンは・・・。他にも追っ手の目を逸らす目的で馬を大量に逃がして、 とかやってましたが、主人公の愛馬(老馬)を放す所で意味ありげに 時間割いてた割にその後の進展に全く影響を及ぼさないってナニよ? あの辺丸々カットしても全然問題ない。 で、最終的に村人に内通者が居て最後の方は暴れまくりで村人大量虐殺。 なんだよ敵軍と関係無いトコでドンドン死んでるし。 しかも7人の剣士は誰一人欠けることなく戦い抜いて、村人は女教師と 子供達だけ生き残るというナンじゃコリャな結末。 ハッピーエンドじゃないし、七人の侍のような深く考えさせられるような 結末でもない。「まだまだ戦うぜ!」ってジャンプ漫画ですか? 次にキャラ。なんツーかですね、見分け付きにくい。 やたら個性的っぽく複線張りまくってるんですよ、全キャラ。 その割に全くと言っていいほど意味をなさないんですよ、ソレがw 半島系キャラ(高麗人)とかいましたけど言葉が通じないってだけで それ以外になんかキャラ的にたってるわけでもないし。 なんか色々やりたかったんだよ!的な監督のぼやきが聞こえてきそうです。 それと伝説の7剣士のウチ3人がその場でポッと決まるってどーよw しかも二人は村人じゃん・・・。 中国映画のよくあるパターンに「伝説の武器」系があるんですが、それは 達人が使いこなしてこその伝説だと思うんですよね。日本の侍映画に 「これぞ伝説の妖刀」とか出ないでしょ?出るのは2流の証みたいな 勢いですよ、マジで。達人は無銘の刀でも強い、だから達人なんだ、 みたいな感覚があるんですよね。武器なんてどーでもいいじゃん。 武器にもキャラを持たせちゃうからタダでさえ希薄なキャラがより一層 希薄になっていくような気がしますよ。 アクションも何か半端。顔を見せたいのかやたらとアップが多い。 そうすると敵も味方もどこでどうやって戦ってるかの全体像が見にくい。 タイマン勝負ならまだしも敵の軍団を蹴散らす剣士達、みたいな舞台で それだと面白味半減も良いトコですよ、まったく。 ワイヤーアクションをあえて少なくした割にそれに変わる「剣技」らしき モノも特に無い。どちらかというと「伝説の武器」の使い方オンパレード みたいな感じで見た目だけ派手。 奇策を練るわけでもなく、豪快になぎ倒していくわけでもなく、なんか 半端。ひたすら半端。 観終わって、映画館を出るときの虚しさ。 「スカイキャプテン」の様に「ここがダメダメじゃあ!」という怒りが 湧くわけでもなく、「あぁ・・・やっちまったぁ・・・」という感じで一杯。 映画館で貰った「男達の大和」のチラシの方がよっぽど面白い。 あー12月が待ち遠しい・・・。現代技術でどう大和が蘇るか、 もう切り替えなきゃやっていけないw ...
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