『偏愛的猫生活』☆muux

◇登場人(猫)物◇=01年6月頃生の純日本猫♀、竹藪に捨てられていた。
ザジ=02年11月頃生 03年1月21日から同居。Mixアヘ〜猫♂9.2kg
ATU/ダンナ=絵描きになりたかった地質調査技師。ウドンは柔らか目。四国・松山出身
わたし=実は雑踏が大好き。道玄坂の奥がふる里 →<about me>

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猫のご飯。・・・諸々のこと(長いです)8月5日記 2003年07月10日(木)

最近の関心事と言えば、もっぱら『猫のご飯』。

掛かり付けの先生からは、麦を拾った時に初めて行った時から
「量販店などで市販されているペットフードの内容が良くないので、
 お家では、できるだけ人が食べている物と同じお肉やお魚をあげて下さい。」
と言われてきている。

ただ麦だけだった頃は、麦の食が細く気難しくて、
どうにか食べてくれる物を探している状態だったので、
実のところは自分で作ったものを食べてくれると思うことができなかった。

たまに、食べてくれる時に、お刺身やレバーを与えていたくらい。
ドライフードなら大体食べてくれるので、それにすがっていたという状態。
それも、悪評高い量販のドライフード。
何故か気になりながらも踏み切れず、ズルズルと
手作り食のイメージが湧かないまま手をを出せずにいた。

心の隅には、とりあえずドライフードを食べていれば、
確かに素材や添加物の面での心配はあっても必要栄養の面では
何とかなるだろうと言う変な思い込みもあったのは確か。


それが、ザジが来て大きくなってくると、
食べる量が半端じゃなくなってきた。
最初は、麦が残す分をザジが食べてくれるので、
これ幸いと思っていたのだけど・・・(?)

毎食、小さめの缶なら二匹で3缶食べるようになってきた。
麦1缶弱、ザジ2缶強。
余談だけど、そうすると1缶80円として毎食240円掛かって、
これが一日2食から3食。だいたい毎日5〜600円。

もちろん買っても食べてくれない缶もあるから、実際はもう少し掛かる。
それと同時に缶ゴミが膨大な量溜まるようになった。
それにしても、最近1食用の缶ばかりで、多頭飼いのお宅はさぞ大変だろう。。

これに麦のドライフードが月に1000円弱。
これを1ヶ月にすると、ざっと19000円以上。。。これは驚きだ。
もちろんこの他に、猫トイレ代や医療費も必要になる。



そんなんでは大変なので、ある日、3缶セットになった猫缶を買ってみた。
ちゃんと1缶でも売っている銘柄の物にした。
せめてもの心配りと思っていたつもり、、
でも、メイド・イン・タイランド。。

なんで、ペットフード。
なんでもタイなんだろか?


ゼリーでガチガチに固まっているものの、なにが美味しいのか、
出せば二匹とも、それなりに食べる。
ことにザジは、なんでもガツガツと美味しそうによく食べる。

それを見ていて、こんなによく食べる物ってどんな物なんだろうと思った。

食べてみた。
というか、舌で舐めてみた
。。。それだけで口の中が痺れる感じがした。
イヤな薬のような感じ。軽い目眩もする。
それに、なんだか生臭い・・・


????なんだ?これは?

一瞬、知識もないのに『ホルマリン』と言う文字が目の前に浮かんだ。

この変な味がなんなのか?悪い物なのかどうか?
わたしには判定する術はない。
でも、イヤだと思った飼い主であるわたしが、
とにかく、食べさせるのをやめることだけはできる。
そういえば、スーパーで猫達用に買った「天ぷら用キス」
舐めた時、缶詰と同じ様に舌が痺れた。
あれも、よく見たらタイ産だった。

いったい何を使っているのだろう?


・・・この小さな身体を養っていくのに、こんな食べ物で良い訳がない。
やっぱり先生の言っていたようにしたほうがいいな、と思い始めた。

そして、またもや、フト比較的よく食べてくれる一見キレイで
美味しそうな118円する国産缶詰も舐めてみた。
・・・今度は、これが塩辛かった。
カニカマ入りのなどは、これをオカズにご飯が食べられるくらいの味がした。
猫に味付けは不要なはず。
ところが、この缶は、気難しい麦さえも喜んで食べていた。
でも、こんなもの長く食べさせていたら腎臓がボロボロになってしまうだろう。
知らなかったとはいえ、わたしは自分を責めた。
例えドライが良くなくても、まさか缶詰がそんなにオカシイ訳がないと
無知丸出しだったのだ。

今年に入った位から、どうも猫缶の中身が
怪しくなってきているように思えている。
国産だった物がタイ産に変わり。
妙に小さな一食用の缶入りばかりになってきた。
空前のペットブームの中、ホントウは需要に
追いついてないのじゃないかとフト思う。

なんでもなんでも、マグロ。と言う不自然さ。
今更ながら気付いたわたしはホントウに愚かだった。
なにをかいわんやだ。。。

小泉さんも、石原さんも、きっと家族は犬や猫を飼っているだろう。
自分の愛すべきペットが、何を食べているのか考えたことがあるだろうか?


春頃から麦の身体から夥しいフケ出るようになってきていた。
そして6月にはいると顎の下が痩せてきて、黒い粒々が着くようになった。
健康この上なかった麦に、なにか起こっているような気がしてきた。
なにか、変な感じがするようになった。

麦には小さな頃から量販店で売っているドライフードを
大体3種類くらいをローテーションして与えていた。
知り合いも、ずっと前からチンチラ猫をそういうエサで育てて来ている。
だから、悪くても、そんなに酷くはなかろうという油断があった。


ペットブームというけれど、ペットや飼い主の身に誰がなっているのだろ
う?



ペットのご飯についてはアメリカが良くも悪くも先進国だ。
こういうペットフードは膨大な量の廃棄物と関係が深いらしい。

ご飯について、検索してみるとたくさんの情報を得ることができる。
無知なわたしも、サスガに気付いてきた。

この日記では、ペットフードの内容や手作り食のレシピには触れないので
興味のある方は検索して調べてみて下さい。

そこにある情報が、すべてホントウなのか確かめる術はないけど、
メーカーからの反論やメッセージを見ることができない以上
否定はされていないと取ることもできる。



愕然として、かなりなショックも受けた。
廃棄された犬猫の死骸すらペットフードに入っているという
猟奇事件のような話には、冷や汗が出た。

そういう話、わたしは園芸売り場にいたことがあって、
その時売れ残りの廃棄をたくさんやったので、あながち嘘とも思えず・・・

ペット屋さんを見ると、その事が頭を離れなくて、気もそぞろになるようになった、、
・・そう、きっとペットだって売れ残れば廃棄になるのだろうと、
イヤな気分になる。。。
取り越し苦労?。。。



で、基本的にはカツオや太刀魚等の魚。安い牛肉や鶏ササミ等。
時には生で、時にはレンジや茹でて。と言うご飯に変えてきて、
何もない時用にいくつかの缶を用意しているだけになった。
これも、じきにプレミアムの缶に替えていこうと思っている。

ドライフードは、プレミアムフードの上を行く
スーパープレミアムフードと言うのの中から選んで与えることにした。

お高い何十万円もする猫でもなのに、
我が家の猫達は至れり尽くせり・・・?
でも、毒みたいな缶詰やドライフードに月2万円も掛けていたことを思うと
極上ササミも、2.5キロ2500円もちっとも恐くない。

ネットで調べると、プレミアムと言っても、
たくさんのブランドがあるのに驚いた。
お店屋さんやメーカーにサンプルをお願いすると、すぐ送ってくれた。
その中で麦の食べ方や内容を検討して、今はいくつかを試しているところ。

言われていることを、どこまで信用できるのか?
麦の様子を見ながら、信じるしかない。
それでも、二ヶ月くらい食べさせただけで、
ぱったりフケが出なくなったのと、
顎の下の黒い粒々が、殆ど無くなったのを見ると、

あれは、やっぱり毒だったのかな?と思う。


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猫への虐待、許しませんよ!


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