こんばんわんこそば! 今日は初チャット?をやりました。いや、すごいね。 主に髪ネタでもりあがったあたり、進歩が感じられない感じだった気もしますが、初めてあった人もいて緊張してあんまりバカな事いえなかったよ(あれでか)。また、チャットできるといいなあ〜。かたくなっちゃってモジモジしちゃうんだけども・・・。 そうそう、拙者なんぞ専門的な事は全然わからんのだけども、貨幣価値の話について・・・。チェルの授業料についてリストは形だけでも、ってことで1ギニーを出そうとしたとかなんとか。なぜ、イギリスの単位が出てきちゃったかについて、シャーロックホームズ読みとして心当たりがある話をちょっと書いてみます。 そもそも、ギニーとは1663年まで歴史がさかのぼれるらしいですね。 チャールズ2世あたりか?マグレーヴ家の「儀典書」が書かれたすぐ後あたり? 西アフリカのギニア海岸から、持ち帰った金で造った金貨だから、「ギニー」なんだって。 チェル30歳ぐらいのときとホームズの時代は随分時代がずれるんで、微妙なんですけど、1816年に(ジョージ三世のころ)イギリス政府によってギニーは廃止されてます。そのとき、「21シリング相当の1ギニー金貨が不便なので廃止」となってるらしい。そっから出発して当時(ホームズ時代)の高級ホテルのカクテルが(「未婚の貴族」)8ペンス、こった封筒6ペンス、高級ホテルの部屋代8シリング(「未婚の貴族」)というのを現代の貨幣価値とあわせると、1シリング=1300円。そっからクラウン、ゾウリン(ポンド)とあがって、ギニー=27300円 この計算でいくと、カクテルは800円。封筒は660円。宿泊費1万400円。らしい。 1ギニーは27300円。授業料として安いのか高いのか・・・。 でも、こんな貨幣価値は相場が変動すればなんの意味もないんで、どうでもいいのですが〜。 「スリークウォーター」で出てきた医者に支払われてた時の医者代が、13ギニーってなってるんですけど、ホントの医者代は13ポンドなんですよ。このおかしさ・・・。当時、「職業柄チップを要求できない立場にある人」への謝礼金にこの単位が使われたらしくて、そのせいで医者代が13ギニーという表記になってるんですって。 差し引き13シリングのチップということになるんですが。サービス料込みの意味合いでというかそういった意識はなかったというか・・・。 ギニー単位出現は「商業柄チップを要求できない立場になる人への謝礼金の単位」だとギニーを考えれば英国のそういった習慣がウィーンあたりに来ていて貨幣の単位というより、「謝礼」の単位として存在していたのではないかと思うのですが・・・どうなんだろ? 原稿料・医師・弁護士への謝礼金の表示に一部では現在も!使われているらしい・・・(ほんとか?)。現在でもってあたりが、もはや貨幣単位とかいう問題じゃない。まさに心づけ?リストがわが提示した1ギニーという料金はずばりいくらって意味ではなく、払える程度の相場をチェルに相談したってことじゃないかなあ〜。で、リストのピアノを聴いてきめようとなって、「御代はいただきません!」といったという・・・。なんつーか、授業料をガッツリ取り立てるというふうでもない、それでいて思い切りが良すぎでないこの流れを拙者としては押したいなあ〜。でも、いつから、ギニーが謝礼の単位?になったかは良くわからないんだよね〜・・・。1816年のギニー廃止からあたりじゃないかと思うんだけど・・・。あ!リストがチェルに師事したのはいつ?それも問題じゃな〜い。 12ペンスで1シリング 20シリングで1ゾウリン(ポンド) 21シリングで1ギニー 二千円札並みに中途半端でいらない感じのギニー・・・。 チップ文化の生んだ貨幣って気もしなくもない。 ギニー廃止はジョージ三世 ホームズたちの時代はその次の女王ビクトリア朝です。世紀末〜。
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