Dance日記帳
モクジ|キノウ|ヨクジツ
| 2005年05月11日(水) |
チクチク........ |
着付けの稽古へ。 まずは、半襟を付けたり、補正用のタオル付き腰紐を作ったりで「糸針」の2時間。 正座のままチクチク....チクチク....。 まるで、小学校か中学校の家庭科の授業という感じ。 「そこで返し縫いをしてね。」(えっ、、、先生、返し縫いって正確にはどうやったのか覚えてませんーーー)暫しフリーズ。
覚悟はしていたものの、やはりキモノと付き合うとなると糸針との縁が深くなるわけね。 もともと「几帳面さ」に欠けるうえに、手先が不器用なわけだから、裁縫なんて「できることならやらずにいたい」というのが本心だった。 しかし、人間って変わるものですね。着物を自力できちんと着れるようになりたいという強い意志のもと、避けて通っていた裁縫だって、いざとなりゃ苦じゃないのですから。
毎年嫌々ステージ衣装の作成のために糸針を持って、スパンコールを付けたり、裾をあげたりなんていうことを繰り返しているからか、雑ながらスピードだけは出るのだ。 考えてみれば、そもそも単純作業が好きなのだから、運針みたいなのは根本的にキライではないみたい。隣に先生がついていてくれるなら遠慮なく「これは、どうすれば良いのですか?」と聞くことだってできるのだから有難い。この際だから恥を曝しつつも、衣装縫いの感覚で針を動かしてみる。 思っていたよりも、半襟付けは大雑把な作業だった。ざくざくと縫う。そして襦袢の衿に付ける(ここは長襦袢の種類が夏物のうえ関東衿というものだったので先生の手を拝借して待ち針をうってもらったが)。これなら、毎回とは言えなくても、「今度はあの着物着ようかなぁ」と思った時にチクチクできる。思ったよりも簡単で楽しい作業なので、増々「着物いいじゃん!」というキモチが盛り上がってくる。(だって、噂というか、ウチの母曰く「着物は面倒くさいのよ。準備も後片付けも大変。今の世の中で生活するのにキモノは不適切だからね!」「襟付けなんて毎回やらなきゃダメだし、気軽に着れるようなものじゃないのよっ!!!」と否定的だったから。先生に毎回半襟を付け替えするべきなのかと聞いてみたら「そんなルールはないのよ。汚れたら外して洗えばいいの。平気な人や、そんなに頻繁に着ない人だとずーっと同じ半襟付けっぱなしだったりするからね。」って!)
私の脳天気で都合の良い、勝手な考えだけれど、こうして襟をつけたり補正用の紐とかを作っていると、だんだんワクワクしてきて「今度はあのキモノのためにこの衿を付けようかなぁ」と楽しくなるので、「面倒」だとか「気軽じゃない」というのとは全く逆に思える。ま、確かに「面倒」と思うようだったら、着物は一生楽しめないと思うし、一生「ジーパンとTシャツね」ってことだろう。お洒落とか、スタイルだとか、そういうのって「面倒」を「楽しい」と都合良く置き換えられて、その「準備の面倒さ」も「準備自体がトキメキ」と思えるようじゃなきゃ無理だと思う。
左上の画像は、私の浴衣の柄。大学時代から愛用している仕立ての浴衣だ。「虫もの」が基本的に苦手な私がこの柄を着るのは、祖母が見立ててくれて採寸したうえで仕立ててくれたものだから愛着があるから。考えてみれば、この浴衣、大学で生まれて初めて日舞をやる時に仕立てたのだから、もう20年近い年季ものだ。 浴衣は「藍」が一番好き。今年は絞りの浴衣が欲しかったのだが、堂々と5万円くらいしちゃうわけで、3年後くらいまでに貯金するしかないなーと断念。 今年もMDSでは浴衣で参加の「夏の飲み会」が開催されることを楽しみにしている。 MDSのメンバーの皆さんが色とりどりの可愛らしい浴衣で集まると、それだけで艶やかでいいのだ。それぞれに似合った浴衣をチョイスしているから、それまた「やっぱりこの子ってこういうの似合うのね!」と思えたりして、いろんな意味で楽しめる。 最近は男性の間にも着物がブームになりつつあるらしい。 着物ファンの一人としては、もっともっと多くの若い人が着物の楽しさに目覚めてくれたらいいなぁと思うのだ。
|