Dance日記帳
モクジキノウヨクジツ


2005年04月11日(月) たまには長文でも如何かと

昨日の日曜。

真っ昼間から、仲間うちの『花見』があり、花嵐吹きすさぶ中野区の公園へ。所用を済ませてから出向いたため、少々で遅れてしまい、駆けつけにてアルコール度数8%の麦酒を。
仲間は既に出来上がった完成形。ちなみに他のシートの花見客もハンパない盛上りよう。公園のトイレは長蛇の列。
踊る客いれば歌う客もいる。昼間からヘベレケな人々に囲まれてしまうと、何故かしらふでいることが罪悪のように感じてしまうものだ。(←かなりの度合いで言い訳)

本当は着物姿にて艶やかに参加予定だったのだが、あまりに忙しいのとラフな付き合いの仲間たちだから、下手に粧しこんでいったら格好の餌食になるだろうということで断念。当然普段の格好(だけど酔っ払いにお酒こぼされても、焼き鳥などが飛来しても対応可能な濃いめの服装)にて参加。
大概にして酔っ払いが集団になればどのような事態になるかは容易に想像がつく。しかし、桜の樹の下、昼間からの酔っ払いは程度を越えていた。
座が乱れる、、、なんて言う、可愛らしいものではないのだ。
大虎が何匹もいるわけで、そりゃ、もう、なんと文章で表して良いのやら。

飲み物は引っくり返す。ブルーシートの上はあちこちアルコール飲料の洪水にて池が出現。
女性軍が気を利かせて其れを拭こうとしている間に、うっかり池に足を踏み入れた男性が転倒。持っていた焼そばが宙を飛ぶ。
降り注いできた焼そばの雨に驚いた奴が、手に持っていた葡萄酒を隣の女性のスカートにぶちまける。その悲鳴に振り向いた奴が、よりによって落下した焼そばの上に尻餅をつき、、、、
まるで小学生の頃に観た某8時台の番組のドタバタコントか、アニメを実写で観ているようなものだ。物足りないと思うのは、金ダライがないからだろう。
酔いも手伝って、脇腹がツリ、アゴが外れんばかりに爆笑。窒息するかと、本当に涙まで出たくらいだ。

こういう普段の仲間うちでも、気付くと年下の可愛い女の子にばかり囲まれ、何故か揉み來茶にされている。

姉御にはいろいろ相談しやすいのだろう。ここぞとばかりに「ねーねー、聞いてくださいよぅ。。。」と次々と悩み事やら愚痴やらが降り注ぐ。
私も、そういうの、好きなものだから「どれどれ」と話を聞いていると、自然と女子校のように女の子ばかりが集まってしまう。
其れを男性軍は快く思うわけはなく、私は完全に敵視されてしまうのだ。
「ずるいよー。」「オレも仲間にいれろー。」という野次が飛ぶことで、逆に女の子たちは「やだー」「あっち行け!」などと盛り上がってしまうわけで、そうなるとパターンとしてはいつも同じだ。
若い女の子たちが周囲を取り巻き、絡み付き、「オトコなんてヤダもーん。Monieさんがいいんだもーん。」と抱きつかれるわ、チューされるわ。
うーん、もしも、私がオトコだったら、本当に仕合わせなんだろうな。これって。ま、しかし、同性であったとしても、好かれることは嬉しいことに変わりはない。

「まだ帰らないでよー」という声を背中に受けつつ、ダッシュで駒込へ移動。(足もとはかなり危険。電車でもよろけたついでに1車両移動してしまうくらいのフニャフニャ具合だ。本当にあれがダッシュだったのか、千鳥足だったのかは不明。本人の意識の中では、猛ダッシュだが。)

さて、ここからが本番。
MDSのオフィシャル飲み会@ラウンジ。新しいスタジオでの飲み会が今回が初めてだ。
幹事さんたちは、それこそ去年から企画を練り、工夫を重ねてきた。
「こういう企画なんですが」という事前の提案に、内心「気軽な飲み会でいいのに。幹事さんたちも楽しめるくらいので十分なのになー」と思いつつ、商売柄、企画を出されると、ついついあれこれとダメ出しをしてしまうのだ。例え遊びの企画ではあっても、企画する人たちが真剣にアイディアを出し合って提案してくれるものならば、こっちだって真剣にダメ出ししてしまうってものだ。
度重なるダメ出しのうえ、ようやく今日という日がきた。

その裏側では、インストラクターの先生たちの間でパフォーマンスのためのリハーサルなどがあったりもした。
しかも、翔先生がネタばらしをした上、直前にYuki先生までもが私が出演することまでもネタばらしをしちゃったりして、互いにブーイングしまくりだった。今になれば、それも良い想い出だ。
カッコイイダンスの先生は基本的に「天然ボケ」がスタイルらしい。

途中、Show-me先生が仕事の都合で抜けることになったりして、全体の構成を変更したり、直前になって振りの追加があったりと、実は、本当に厳しい形で調整してきたのだ。
言い訳ではないが、当日、Mie先生は前日夜MDSのレッスン担当後からイベントがあったりして不眠不休状態で飲み会に参加して踊ってくれたり、Yuki先生は直前に体調崩していたし、Michiyo先生も前週に酷い風邪にやられていたりして、パーフェクトコンディションというわけではなかったのだ。
しかし、流石はプロ。どんな都合であれ、練習時間が僅かにしかとれないにしても、きっちりと踊ってくれたのだから嬉しい。
新しい先生たちの真心が作品を通してMDSメンバーに届いてくれたらと思う。
リハーサルをしながら、良い先生たちに恵まれたな、、、と何度思ったか。

ラウンジに続々とメンバーが集まり、飲み会スタート。
幹事さんたちの上手な仕切りで、次々とゲームや歓談を満喫する。
最初は少々緊張気味な表情だったビギナーメンバーたちも、ゲームをしたりしているうちにだんだんと溶け込んで来た様子。
毎度ながら、そういう様子を眺めるのが私は好きだ。
ダンスを通して、今まで知り合うこともなかった人たちが繋がりを持つ瞬間だ。

楽しい時間というのは、本当に早く過ぎ去る。
パフォーマンスも大きな失敗もなく(あった人もいたとの噂だが?)、無事終了。

ちなみに日記読者にだけは伝えておきたい。
どうして私がパフォーマンスに出演したか。
そもそも、私はジャズの先生だ。ストリートスタイルは本職ではない。そんな私が出演したのには意味があるのだ。
まずは、ジャズというダンススタイルの中には、沢山のストリートスタイルをもとにした動きがあったりするということがひとつ。
そして、抵抗を覚える人も中にはいるかもしれないが、ジャンルは違えども、ダンスはダンスだ。私のような門外漢でも気軽に踊れるのがストリートの魅力でもあることを実際に観てわかってもらいたかった。
『舞踊』の世界というのは、広いようで狭く、浅いようで大変深い。
どのジャンルのダンスも、何処かでリンクしているのだ。
特にジャズというジャンルは「闇鍋ごった煮」というスタイルだということを皆さんに知っていて欲しい。
如何にも「シアタースタイル」という古典的ジャズなものから、今風の「クラブジャズ」やエスニックなスタイルを意識したもの、モダンやコンテンポラリーの風味を持ったもの、バレエテクニックを駆使したもの、それこそ何だってアリという曖昧かつ良いトコ取りな節操のないものなのだ。
それを良い意味で理解するならば「カテゴライズされることでダンサーのスタイルやムーブメントが制御される」ということが一切ないということだ。
つまり、「私は私の好きなスタイル」でいられることがジャズの魅力だと言いたい。簡単に言えば「こうであるべき!」という押し付けがないのだ。
だからこそ、自分の可能性や、知らない自分自身をどんどん発見してもらいたい。絶対に「意外な自分」というのが存在するのだから。

今、私も「意外な自分」を見つけ始めている。
学生時代は「苦手」と思えてならなかった日本舞踊の世界がたまらなく魅力であると感じ始めたのだ。立ち居振る舞いひとつ、まともにできないにしても、ひとつひとつの新しい動きや、その背景を学ぶことが新鮮で、もの凄い刺激になっている。
正直「日舞と洋舞は正反対!」と言われる方も多いだろう。
しかし、そう一般に言われるジャンルの違いも、自分の身体を通してみると「へえ、意外!」という発見が次々あるのだ。
十分にリンクしているのだ。
其れを実感できることは、実際に稽古をしたものだけの喜びだと思う。
食べず嫌いは、人生において損だ。3回ほど、タイミングを違えてチャレンジしてみれば、意外な美味しさを知り、今まで其れを知らなかったことを口惜しく思えたりするものなのだ。

少しではあっても、こんな小さな思いが秘められていたことをパフォーマンスで伝えることができていたら幸いだ。

参加してくださったメンバーの皆さん。
パフォーマンスをやってくれた先生方。
そして、企画&運営してくれた幹事さん。
本当にありがとう。


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