Dance日記帳
モクジ|キノウ|ヨクジツ
穏やかな一日。 しめくくりの日記執筆の時刻に、雨音がしているのが快い。 水の音というのは、心を潤わせてくれるのだと思う。
ウチには空中庭園(とは言え、ちっぽけなベランダサイズのもの)がある。祖母が造ったものだ。 地上5階に日本庭園。 小さな池と小さな川、そして石橋がかかっている。 その昔、私が幼少の頃には獅子脅しもあった。子供時代は、よくこの小さな池で弟と水遊びをしたものだ。 今になってみると、何とも粋なものを祖母は造ったと感嘆する。
去年。 階下で水漏れがあった。 母はどうやら、この池が原因であると、池の水を抜いてしまった。 カラカラに干涸びてしまった池の姿は虚しさ以外の何でもなかった。 池の水を抜いてわかったのは、どうやら水漏れらしきものは外壁からの雨漏りだったことがわかった。 父と私は、すぐに池に水をはり、鯉と金魚を戻した。
夏の真夜中、サカナたちが奏でる水音の清々しさ。 秋の夜の、雨が水面を叩く音の切なさ。 水音は豊かだ。 暗闇に降る、雨の音は、複雑で、何故か心に残る。 日中の雨音より、夜のほうが心に残るように思う。
ちょっとだけ、お気に入りのお香をともして、心をほぐす時間をつくってみた。ほんのちょっとの贅沢だけど、明日も元気に過ごせそうな、そんな気がしてきた。
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