Dance日記帳
モクジキノウヨクジツ


2003年03月21日(金) 喝!

こんばんは。

なんて寒いんだーー?
こんなんで六義園の桜は咲くのだろうか?

現在のBGMはヒル・ストリート・ソウル。最近のお気に入り。

MDSでは何故か「ピルエッター」という単語があるらしい。私は「は?ナニそれ?」って謎に思うのですが。
新しい漫才師の名前なんですかね?

ま、ピルエットを回る人ってことで「ピルエッター」って言うんだろーけど・・・。ピルエットを回る人って、それって、なに?
「ジャザー」というのもよく聞く。
これら和製英語みたいな、訳のわからん、ダンスに関する言葉をもじったものって大嫌い。
本当にダンスが好きで、ジャズダンスが好きだからこそ、「バカにしてるわけ?」って思うんだよね。(←心狭くてすまんが、ジャズティーチャーとしての主張です。)
「ジャザー」ってのも、なに?それ?
「ジャズダンサー」という、ちゃんとした名称があるのに、ジャズダンスを踊る人のことを「ジャザー」って言うの?そんなの聞いたこともないよ。
でもって、ピルエットを回る人のことをピルエッターって言うわけ?
ふーん、ピルエットだけ回るのってなに?それってダンスじゃないじゃん。筋肉番付にでも出てください。

日々日記に書いているけれど、ダンスというのは、身体が堅くても、背が高くても低くても、若くても年とっていても、リズム感なくても、どんな人だって楽しめるもの。
バットマンで脚がたくさんあがらなくたって、ターンがクルクル回れなくたって踊れるんだよ。

少し踊れるようになってくると、みんないろんな悩みやら希望やらを持つようになってくる。
MDSを始めて、前々から気になっていたのは、ピルエットにこだわる人が出現すること。
そりゃ、バットマンやピルエット、ジャンプというのは、ジャズダンスの中でも目立つテクニックでしょう。
少しでも脚があがるようになりたいのもわかる。1つでも多く回りたくなるのもわかる。テクニックって、確実に「できた!!」ってわかるものだからね。
でも、3回ピルエットできたからって、それって「上手になった!」ってわけじゃないでしょう?
ピルエットばかりにこだわる人、そういう人に限って、きちんとしたフラットバックどこか、正確な脚のポジションもとれていない人が多いというのが、先生にとっては大きな悩みなのだ。
ひとつのテクニックを上達させようとする前に100万回の基礎練習をしなきゃダメなの。
ルルベバランスが正確にとれるようになったら、ピルエットなんて誰でも回れるようになる。
ただ、勢いだけに任せて、力まかせのターンをして3回まわったって、それは美しくもかっこ良くもないってことを気付いて欲しいな。

ここで、最近「ピルエット回れない」とか「ピルエットできるようになりたい!!」って悩んでいる人に、大声で言っておきたい。

「回る前に踊れるようになりなさい!」

音楽を聞くこと。そして、音楽に動きを合わせること。そして、表現。
これが「踊る」ということの本質です。
回る、飛ぶというのは、表現法のひとつにしか過ぎない。
ストーリーや心情を表現するのは、ピルエットをマスターするよりも、はるかに難しいことかもしれないけれど、それが「ダンスの本質」であるということを忘れないで欲しい。

昔から人々は、喜びや悲しみを歌や踊りで表現したの。

きちんと自分を表現するためには、基礎をちゃんと身に付けて、テクニックにごまかされないように踊ることが大切。

ピルエットが全く回れなくても、本当に素晴しい踊りをする人がたくさんいます。
脚がぜんぜんあがらなくても、立っているだけで目をひくようなダンサーがたくさんいます。
派手な動きをしなくても、ただ、シンプルなポーズで立っているだけでも、「何かを感じられる」「何かを伝えられる」ようなダンサーが、私の言う「本当のダンサー」なんです。

レッスンは、「練習」「エクササイズ」です。だから、コンビネーションには、いろんなテクニックをわざと入れています。レッスンでいろんなことにチャレンジして、自分をのばすことは大切です。
でも、できないことがあったからと言って、それに捕われて「私は踊れない」みたいに思って欲しくありません。

ピルエット、そりゃ、回れたら楽しいでしょう。
小さい頃チャレンジした「逆上がり」の感覚にも近いしね。
でも、回れるだけが全てじゃないです。
回れたらラッキー。でも、できなくても、それでいいじゃない?

そして、ダンスの本質と同じく、ダンス用語の本質も大切にして欲しい。
ピルエッターなどという、ダンスそのものをバカにするような単語をMDSで作っていって欲しくないです。
単にふざけているだけのことなのかもしれませんが、ダンスを何よりも愛している私には不快な響きしかもたず、悲しく感じます。

ジャズは確かにバレエとかに比べれば浅いとは思いますが、やはり、ちゃんと歴史のあるものなんです。
ジャズダンスを習う人としては、ちょっとはリスペクトしてもらいたいものです。

タップダンス踊る人のことを「タッパー」って呼ぶの?
日本舞踊を踊る人のことを「ニチブー」って呼ぶの?
仲間うちで言葉をはしょって会話するのはかまわないのかもしれないけれど、私は「ピルエッター」という言葉をMDSの中での公用語にはしたくないです。ふざけるにしても、オトナなんだから程度をわきまえましょうねー。

もし、あなたが「ピルエッター」だとか「シェネラー(←シェネする人か?)」とか「ジャンパー(←ジャンプする人か?)とか、呼ばれたり、言われたりした場合、本当にダンスが好きならば憤慨するべきですっ!
それって言わば「ダンサーではなくて、たったひとつきりのテクニックしかできない」って意味ですから。


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