4254.0516の日記

2006年12月05日(火) 余韻酒。


 職場の人から、『あさきゆめみし』を借りた。

 よく、受験の頃とか、読んでおくといいと言われたけれど、その時はそれほど
 マンガに興味がなかったし、マンガの良さもわからなかった。
 今は。
 面白そー。
 分量も程よい。

 寝る前、布団にもぐりこんで、黙々と読む日々が続いていきそう。
 ふー、楽しみ。

 職場の人と、漫画の貸し借り、ってのもいい感じ。


 今日は、記念日になった。

 ずーっとずーっと付き合い続けてきた、愛しい子とお別れの時。
 既にその子は一足先に飛立ち、お母さんと最後に会うことになった。

 その子はとてつもなくイイヤツだったけれど、抱えている闇は深かったと
 思う。
 拳銃で撃たれたり、ビニールの起き上がりこぼしを投げつけられたり、憎まれ口を
 たたかれたりした。

 感情は読めるものであるべきだし、その予測の上で吐き出された相手の感情は、
 当然わたしが受け止めて然るべきもの。
 けど、人間が本気で解き放った感情の前に、怯まない人はいないと思う。
 というか、堂々と構えるまでには、あまりにも経験が足りない。
 しんどくて、緊張して、そのことを夢に見たり、考えすぎてがんじがらめ
 になったりもした。

 苦しかったなー。
 苦しいだけだった…。
 ずーっと考え続けていて。
 だめな気がしていた。

 だけど、いつでも、“わたしなりに本気”だったところはいいところだった
 と思う。
 子どもだと思って媚びたり、遠慮したりしたことはなかった。
 『対等』。
 それがわたしの才能でもあり、最大の欠落でもあると思う。

 名残惜しくて、思い出話に花が咲いてしまった。
 一緒に入ってた先輩もそうだったと思う。
 まとめ、というより、淋しさを分かち合ったのだと思う。
 そういう意味では、3人とも気持ちは一緒だったと思う。

 最後に、あの子と会えなかったことは切ないけれど、あの子が新たに出会った
 だろう世界を思い浮かべたり、あの子にそっくりなお母さんの顔を見たら、
 ちょっとすっとした。

 「連れてきてくれて、ありがとうございました」
 どうしても言いたかったその言葉が言えて良かった。
 「また、何かあったらお待ちしています」
 心の底から思っているのに、そう言えないことが苦しかった。
 言葉にしたら終わってしまう。
 それを呑みこんだわたしと先輩は、きっと自分の中にひとついいものを積み上げた
 と思う。

 一日中、わたしと先輩はその余韻に浸った。


 そして、職場には誰もいなくなり、わたしも1h休みを取って、先輩を置き去りに
 して大学へ。
 半年振りくらいに、わが師と再会。
 頭の毛が芝生のように伸びていて、ばりばりと刈りたい気持ちになる。
 相変わらず落ち着きのない人でした。

 amに集中し過ぎて、ふと鏡を見ると目が猛烈に充血していた。
 眠かったしなー。
 もう帰りたい、という気持ちになる。

 ただ、話が始まると、今日心を動かされた出来事をそのまま辿るような話の
 数々で、気がつくとめちゃくちゃ話していた。
 おとなしく座ってようと思ったのに…。
 あの、突然ばっと集中する感じってすごい。
 自分でもその切り替えの早さと深く深く集中しているところにびっくりする。

 久々に刀を抜き合ったような新鮮さがあって、その緊張感にわくわくした。
 わたしはわたしなりに着々と進んでいる。
 少しずつ。

 初対面の先生には、「すばらしい…」と拍手されて褒められた。
 こころ系発言炸裂させた成果が実ってうれしい。
 しかも、わが師の前で。
 にまっ!

 師匠とは、人間としてのfeelingが合うというか、言わなくても伝わるみたいな
 ところがある。
 向こうもそうだと思う。
 口には出さないけど。
 最低限の礼儀を押さえれば、openに何でも話せる。
 師匠を尊敬はしているけれど、過大評価はしない。
 この仕事をしている限り、つかず離れず、ずーっとそういう関係で行くの
 だろう。


 ゴハンもままならず、ひとり地元に帰って、うどん屋さんに入る。


 思った以上に脳みそは疲れていて、集中し過ぎて限界を迎えていた。
 風呂に入って布団にもぐりこみ、1杯だけ祝杯をあげる。
 ひとり、余韻酒。
 眠さでへろへろになりながら。


 今日感じたことを。
 これまで考えてきたことを。
 全部全部忘れないと思う。
 出来事は忘れても、そういうことを続けてきた自分の想いは、確かにこの身体に
 沁みこんだ。


 わたしが“どう思うか”を磨いていくのはもちろん、わたしが思ったように、
 思ったまま相手に伝えられるようにすることが課題。


 ♪BGM/MAGLOCK AL.『個性の時代』


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