4254.0516の日記

2006年04月27日(木) ていねいに生きよう。


 午前中会議に出ていたら、突然動悸が始まった。

 胸が苦しい。
 時折吐き気もする。
 でも、胃腸が弱っていた頃とは明らかに違うむかつき方。
 心臓に手を当ててみても、音を感じない。
 脈に触れると、少し早いような気がする。

 わたしまで救急車になったらどうしよう、と少し怖くなる。


 今日も特に仕事がなかったので、今までの仕事を見直してみた。
 記録をすべて読み直し、組んでいる先輩の記録も合わせて見る。
 やっぱりいろんなことが起こってる。
 世界にどっぷりと浸かった。

 やばい。
 やりすぎた。


 体調は優れなかったけれど、昨日のrevenge。
 “好きだ、”を見るために映画館へ向かう。

 映画館近くのその場所は、あまりにもそのまま置き去りにしてしまったものが
 たくさんありすぎた。
 知っている店。
 変わってしまった店。
 忘れられない郵便ポスト。

 あの頃のわたしには、今のわたしの生活は予想だにしなかっただろう。
 あの頃見た未来には、今のわたしはなかった。


 窓の外を不意にあの人そっくりな人が通りがかる。
 そんなはずはない、と思うけれど。
 あの場所に深く触れて、感傷的になっているだけだとわかっているけれど。
 顔の大きさと、歩き方があの人にそっくりだった。
 あの頃と同じように、あの店の方向に向かって歩いていた。


 確かめようもない。


 映画はちょうど予告編から本編に移るところだった。
 ぎりぎりセーフ。

 宮崎あおいはあんまり好きじゃないなー、と近頃思う。
 芝居が好きじゃない。
 そして、瑛太は首筋の画が多くて、あまり顔が映ってなかった。
 無口で、穏やかで、やっぱり素敵だった。
 きゅーんとする瞬間がいっぱいあった。

 “メゾン・ド・ヒミコ”に引き続き、西島秀俊があまりにもよかった。
 今、静かなるBOOM。
 何が好きなのかなー、と思ってたら、やっぱりあの深く触れられないところが
 ある感じだと思った。
 どうしようもない孤独。
 色気、というか。
 声のトーンも好き。

 STORYはあるのだろうけど、やっぱり“tokyo.sora”同様ぼんやーりしていて、
 筋はあって、ないような感じだった。
 もう少しぼんやり感がなくてもいいかなーと思う。
 ほんの少しsharpさを足してもいいかな、と。
 人はあれをお洒落、とかって言うのかもしれないけど。

 映画を見て、本当に初めての経験だったけれど、end rollが流れた時に何だか
 無性に泣きたくなった。
 そんな感動するようなLASTでもなかったけれど。
 castがばーっと流れているのを見て、無性に。
 でも泣けなかった。
 泣きた過ぎて泣けなかった。

 仕方がないから、車の中でめそめそ泣きながら帰る。
 号泣したいものが自分の中にうごめいていることがわかっているのに、なぜだか
 めそめそとしか泣けなかった。

 日常っていとおしい。
 当たり前にやっていることこそがしあわせ。
 何気なさの中にある幸福を忘れがち。
 わたしが置き去りにしたまま、忘れ去ろうとしていたものがたくさん眠っていた
 映画だった。
 呼び起こす確かな力があった。
 眠らせたままでいることにしようと思ったけれど、そこにあったことは忘れ
 たくないなぁ。

 ていねいに生きよう、と改めて思った。

 何より、見た場所が悪かった…。


 仕事が終わって、入っていたメールがあまりにもばかばかしかった。
 「ばかじゃないの…。」
 言いながら笑った。


 まだ、動悸は治まらない…。


 ♪BGM/安藤裕子 AL.『Merry Andrew』


 ■My Blog■
 http://yaplog.jp/4254_0516/ (人観察Blog)
 http://velvet.yapeus.com/users/4254_0516/ (写真diary)


 < 過去  INDEX  未来 >


4254.0516 [MAIL]

My追加