4254.0516の日記

2004年03月28日(日) ひまな日はつらつらと色んなことを考える。


 ■資格講習会。

 NYから帰ってきてからというもの、時計の時間をそのままにしてある。
 金色の時計は、まだまだNYの時間を刻んでいて、それを見る度に私の心をあの場所へ
 戻してくれる。


 昨日から講習会。
 今回初めて1人で受けているのだけれど、思ったほどの苦痛もなく、ひとりでもそれなりに
 やり過ごせてしまうのだなぁと改めて思う。

 ただしひとりの苦痛はないけれど、講習を受ける苦痛は今回も健在。
 そして先週からの尻拭いも終了。
 あまりの後味の悪さに辟易する。


 ここ数日、自分が“バカになったなぁ”と思えて仕方がない。
 ほとんど強迫的なまでにそう思う。

 理由はわかってる。
 尊敬する先生のひとり、I先生だ。

 その領域のみならず、広域な範囲に渡って、半ば第一人者ともいえる立場のI先生。
 まだまだ若いし、本人はchallenger的なspiritを持っているので、えらぶったところ
 などないのだけれど、私は意識するあまり質問すらできない。
 質問のlevelの低さで、私の研究に対する姿勢が問われるような錯覚に囚われてしまう。


 結局自分に負けているだけなのだけれど。


 そんな凄腕の先生は、細かな研究成果をも積極的に発表する。
 それを自分の研究に還元させて、さらにその精度を高めていくのだと思う。

 たくさんの学生や、自分の研究に厳しさを持たない人たちがたくさんいる中で、
 I先生の研究は本当に別格だった。
 研究の質も研究者の姿勢も、何もかも他の人たちが戦える要素がない。
 むしろ場違いにさえ感じた。

 でもきっと先生は、その場ですらnaturalに自分の血と肉にしてしまうのだろう。
 きちんと敬意をも表しながら。

 私が同じ土壌で戦えるのは、若さと度胸と好奇心だけ。
 しかもその全てが強みになり得るかはわからない。

 ここ最近の、あまりの自分のだらしなさに、明らかな敗北感を観じたのだろうなぁ…。
 今まで何をしてきたのだろう、と絶望に近い思いすら抱く。
 だからと言って逃げ出すことも、放り出すことも、手を緩めることもできない。
 自分が選んだ道とはそういうことだ。

 

 とにかく調子が悪いのだと思う。

 

 一日講習会で、机に拘束されていたので、飲み物を定期的に補給する。
 最近のお気に入りは“伊右衛門”というお茶。
 渋みはないのに香ばしくってすっきり。
 “サプリ”にしろ“午後tea”にしろ、私は断然SUNTORY派だ。


 いつでも完全を求めようとしないことが必要なのだと思う。
 完全を信じることより、その過程を信じることの方がよっぽど前向きだ。


 生きているだけで素晴らしいと思えるような人が時々いる。
 同じ時代を生き、そこに存在し、その営みを目撃することができる幸福。
 大袈裟じゃなくて、ささやかな事柄にそういう想いを強くすることが多い。
 その人が自分と闘って、自分らしさを理解し、それを無理なく十分発揮している人
 …そういう人を見ているだけで、しあわせで涙が出そうになる。


 今日は久々に妹が遊びに来た。
 たった1時間の再会だったけれど、“家を出たんだなぁ。もうここの人間じゃないのだ
 なぁ”と改めて強く思った。
 帰ろうという意志のないところに、家というのはないのだなぁ、と。


 興味がないのか、rethymなのか…。
 必要性のないところに成立しないもの。
 それが薄ぼんやりと見え隠れしている。
 危機!?

 ♪BGM/J−WAVE


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