ついに、dateすることになった…。
しばらく電話がかかってこなかったので、酔っ払った挙げ句にからかわれたのだ と思い込もうとした。
激しく強引に…。 気にかけていた自分を消し去るかのように…。
結局電話が繋がらなかったのは、私の携帯の設定ミスのおかげ様だったらしく、 妹に叱咤され携帯をいじってみると、すぐに彼からTELがあった。 正確には“繋がった”。
彼は彼で、着信拒否されているかと思ったらしく、凹んでしまっていた。
いや、私の携帯操作能力を甘く見ちゃいけないって。 本気で駄目なんだから…。
恋愛始めのドキドキした感じってキライ。 待ち合わせしたり、呼び方に戸惑ったり、距離感に動揺したり。 付き合ってすぐに、“30年来の付き合いです”みたいなぼんやりした関係になりたい。 そうは言って否定しつつも、現実に直面すると、一丁前にドキドキしてしまう私。 こういう小心者のところってイヤ…。 好意を持ってくれてる感じの人によく見られたい…のかな。
行動予定を立てるのがめっきり苦手な私は、どうでもいいから適当に決めて欲しい のだけれど、彼もその辺はのんびりしているようで、なかなか決まらない。 結局私たちが住む電車沿線の終点駅にある水族館へ行くことに。
水族館なんてdateだなぁって感じ。 やはりドキドキしてしまう。 でも、彼はとてもいい子で面白いし、とても気がきいて優しいので、ほっと気持ちを 緩ませながら一緒にいることができた。
男の子の優しさって独特。 とっても大きくて暖かい。
色んな話をしたい。 いろいろ知りたい。 知らないことがたくさんあるから。 あまりにもbackgroundがかけ離れた私たち。
食事をして、お茶をして、映画を見た。
合間合間に、楽しさは感じつつも、きっと気疲れしているだろう自分の精神を労う。 楽しくたって、勝手知らない人と長い時間いるのはstress。 ドキドキだってstress。
特に日にちを決めず、でも“to be continue”な感じのまま、改札口に 滑り込む。 きっとこれ以上いたら、彼と一緒にいることがツラくなる。 楽しい思いをしたと感じるままに帰りたい。
好きなのかな…。 彼と一緒にいたら楽しいかもしれない…。
帰ってきてうだうだとしていたけれど、明日に迫った“お帰りなさい”のために 作業をこなす。 暗闇の中、指をきしませる。 ひとつひとつに“お帰りなさい”と囁く。 結局明け方まで作業は続き、明日に備える。
男の子の存在を身近に感じるようになって、さらに大きくなる彼の存在。 私の前に浮かび上がる。
わかってる。 わかってる。 痛いほどに…。
♪BGM/J−WAVE
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