| 2003年07月26日(土) |
求められたように形を変える私。 |
ここ数日調子が悪い。 朝の目覚めが抜群に悪い。 季節の変わり目ということで、日が落ちると微熱っぽいし、体調不良で気もめいる。
夕方までやることがないので、ごろごろと過ごす。 洗濯をしたり、PCを開いたり。 誰もいないのをいいことに、気持ちの隅々をRelaxさせる。 ここのところ連続してやってる“Lutin”も2時間ほどで完了。 大量のものを車に詰め込み出発した。
今日はいつもの道ではなく、実験的に裏のバイパスから会場に向かう。 学校や家庭教師先で毎日のように使っている、行き慣れた道。 順調順調。 夕方の混雑も何のそので、すいすいと到着。 …しそうだったのだけれど、直前の道で何本も間違えてしまい、近所をぐるぐると 回る。 角ひとつ、とかそのくらいの間違いなのに、ありえないほどに迷う。 結局会場に着くと、ばたんばたんと例の音が鳴り響いていた。
見渡しても誰も知った顔がいない。 仕方がないので、予定の1/3を1人でさばくことにする。 あぁ、あの時間はなんだったのだろう…。
今日は全然良くない。 何だかばたばたしているし、何をしたいのかわからないし、気持ちも伝わってこない。 本人がそんな気持ちでいるなんて思っているわけではないのだけれど、意識が 伝わらない。 見せ場もないまま終わる。
メインもただただ怖さが伝わってくるのみだった。 前はこういうの、面白いって感じてたのかなぁ。 でも、そんな時の気持ちを忘れてしまった。 今日は何だか怖くて、早く、一刻も早く終わって欲しいだけだった。
会場のトイレで彼女と会う。 開口一番「あんなことやってたらからだ壊れるよ」…。 私と全く同じ感想。 顔色が優れない彼女を心配する。 そして彼女は豪快にTシャツをたくし上げ、ブラを調節してトイレを後にする。
女同士だから…じゃなくて、外に人がいるから。
無言で車に乗り込み、大きな溜息ひとつ。 いつものように椅子を後ろに下げ、煙草を吸う。 そして思いのたけを吐き出す。 様々な言葉に載せて、排出される彼女の想い。
今日は特に激しかったように思う。 きっとひとつの出来事が彼女をNegativeにさせているから、見るもの全て Blueに見えるのだろう。 数年前からごく最近まで不安を語り尽くす。 私はただただ彼女に耳を傾ける。
彼女と話していると、私は“職業人的聴き手”に向いているのではないかと感じる。 口を挟まず、何も含まず、ただただ反復する。 彼女はこんな私に手応えを感じるのだろうかという不安を感じつつも、時を止めない。
そうやって必死で立っている彼女を感じる。 明るくストイックに、自分という自己像を保つために彼女がしている努力のすきまに、 私が体験する彼女があるのだと思う。 彼女の自己像を保つために、影ながら私が存在するすきまがあるのなら、それは それで喜ばしいのかもしれない。
そして帰り道。 きっとこれがいけない。 美しい首都高の夜景と、何にも邪魔されない大好きな音楽が私を感傷的にさせる。 森広隆なんて聴こうものなら、sensitiveな部分に拍車がかかる。 思えば私の“心の隙間”はいつも帰り道にうまれていたように思う。 夏の夜の美しい夜景なんてずるい。
影となり日なたとなり、都合よく変節していくしかない。 求められたように、私は形を変える。 きっと彼女はわかってくれている。
ふいに聞いた彼女の名前と、“調子がいい”と聞いてしまった彼の評価はちょっと ショックだった。
♪BGM/J−WAVE
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