4254.0516の日記

2003年04月06日(日) 真摯な態度。

 ■バイト。(家庭教師。)

 今日も余裕を持って起き、余裕を持って家庭教師に出発。
 時間よりだいぶ早く着いたため、家庭教師先の家の近くに咲く桜を撮影する。
 青空に映える桜の光の具合がとてもいい…。

 結果が出辛い子だから、ゆっくり焦らずやっていくしかない。
 焦るのは彼女の達成を認めていないことになる。
 こんなにも伸びた部分があるというのに。
 それを労わずして先を求めるのは、私のegoだ。

 日本人は本当に桜が好きなのだと思う。
 学校や大通りはもとより、畑道の脇や、家の脇の小道にも桜が咲いている。
 きっと、いつでもどこでも桜を愛でたいのだと思う。
 その美しい心持ちがとても誇らしい。

 家でしばしのんびりした後は、近所のゆずのLIVE会場へ向かう。
 高校時代の友人と待ち合わせて、一緒に楽しむこととする。
 関東近県には根こそぎ顔を出していた今までとは違って、今回のLIVE予定は
 今日のみ。
 それだけに楽しみもひとしお。

 みんなで一体となって楽しむ感覚は変わらず。
 何かを信じて求めようとする気持ちが会場を包む。
 歌って笑顔になって、1万7千人それぞれの日常に帰っていくまでの一体感。
 辛くても悲しくても、その瞬間を求める気持ちが重なる。

 “ここだけの話、昨日より今日の方が楽しかったかもしれない。”という言葉に
 嘘偽りがなくて、これからも変わらない信頼を彼らに抱き会場を後にする。
 プロとしてあるまじき発言なのかもしれないけれど、その人間としての真摯さに
 親しみを覚えてならない。
 心からの言葉を責任を持って吐き出せる人間はそれほど多くない。

 彼らの歌を聴いていると、生きていくことに対する真摯な態度をいつも思い出す。
 人生を不真面目に捉えていないかな、とか。
 もったいない生き方をしてごめんなさい、とか。
 そういう気持ちにすごくなる。
 それは、歌を通じたspiritを受け取っているからだと思う。

 ここのところに強く感じている、“物を産み出す人の、産み出された物から発している
 spirit”を今日も感じる。
 何だかしゃんと背筋を伸ばして会場を後にできる気がする。
 ここのところ色んなことがあったのだけれど、頑張っていかなくっちゃっていう想いを
 改めて心に据える。

 明日からも同じ毎日が同じように始まる…。

 ♪BGM/TV


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