月。
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2002年05月02日(木) めでたい。

昨夜 深夜に掛かってきた電話

「決めたから!」

妙に意気込んでいる 彼女の言葉に
一瞬「はぁ?酔っていらっしゃる??」と思ったけれど
次の瞬間 気が付いた

彼女が彼と付き合うことを決めたのだ
遠くない未来 が あっという間に現実へと変わった

出逢ってそろそろ2ヶ月になろうとしている二人
何度か二人きりで出掛けながらも まだ手も繋いでいなかった二人
初々しい二人

「杏が嫁くのを 見届けてから」

なんて言っていたけれど
仕事柄 休みの合わない二人だから
もしかしたら先を越されるかも知れない

なんだか思ったより
さみしいキモチが強い自分に驚いている
そしてそんな自分に苦笑い

誰よりも大好きで
誰よりもたいせつな彼女だから
いつも私のことをいちばんに考えてくれる彼女だから
誰よりもしあわせになってもらいたい

彼になら それが出来ると思ったから
二人が付き合い出すことは とても嬉しい
それは素直なキモチ

けれど

さみしい
めでたい
さみしい
めでたい
さみしい
めでたい

今日 思い切って 彼にメールを出した

 > 彼女をお願いします。
 > 大切にしてね。

仕事が終わってすぐに 彼から返信が届いた

 > まかしとき
 > 大切にするよ、約束する。

うれしくて さみしくて うれしくて 涙がこぼれおちた


杏 |MAIL

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