月桃の滴
ロックンロールは続いていくんだよ。

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Burn your boat!!


2002年07月20日(土) 観劇旅行初日(NYLON100℃『フローズン・ビーチ』紀伊国屋ホール)

朝1の飛行機で東京へ。
本当は11時の宝塚星組公演「プラハの春/LUCKY STAR!」を見ようと思って取った朝1の飛行機だったんだけど、知り合いにそのチケットを譲る事になったので、夜19時開演のフローズン・ビーチの時間までむちゃくちゃ空いてしまう事に!!
という事で午前中からずっと友達の家で時間をつぶさせてもらう事にする。
その友達の家に行く前に、以前KICK THE CAN CREWがゲスト出演した「CHANOMA ガールズ」の中でKREVAがお土産に持って来ていたクレーム・アンジュがどうしても食べたくて松屋銀座まで行って購入。
このクレーム・アンジュを食する事が今回の旅での大きな目的の一つであったのでまず最初の目的クリア。

そこから友人宅へ。
友人の家には1歳2ヶ月になる息子がいて、前逢った時にはまだ寝たきりのふがふが言ってる状態だったので今回その成長ぶりを見るのも楽しみの一つだった。
そして久々の再会!!
いやぁ・・・ひたすらかわいかった!!
約5時間以上息子とばかり遊んでおりました(笑)。
楽しかった!!次逢えるのはいつかなぁ・・・。
そしてその子と遊びつつ、念願のクレーム・アンジュも食する。
これまた激うま!!
あのチーズムース状になった部分のなんともいえないふわふわ感もたまらないし、その中に入っているブルーベリー・ソースも最高!!
私が今回買っていったのはシェ・シーマというお店のクレーム・アンジュでしたがどうやら他にもあるらしい・・・??
だって、同じ松屋銀座の中に入っているケーキ屋さんにも同じ名前で同じ値段で全く同じ雰囲気のクレーム・アンジュが売られてたし・・・(笑)。
今あれ系のケーキが流行ってるんですね。
シェ・シーマのクレーム・アンジュはちょっと甘さがキツくって甘いのがあんまり好きじゃない人はキツいかも。
私は好きでしたが。
そしてケーキも食べ、友達の息子と遊びまくり時間も来たのでそろそろお暇・・・と思って腰をあげたところ、息子と来たらそんな時に限って甘えキャラ出しまくって抱っこ!!とこっちにくっついてくるじゃないですか!!
そんな事されたら別れが辛くて帰れなくなっちゃうじゃないの・・・。
全くニクい性格してるな、あの子(笑)。
最後に熱い抱擁を交わして泣く泣くお別れしNYLON100℃の「フローズン・ビーチ」を見るべく新宿へ。
そんなこんなで息子とぎりぎりまで戯れまくってたので、紀伊国屋ホールについたのは19時と開演時間ギリギリ・・・。
大焦りで4階まで階段を駆け上がり何とか間に合う・・・っていうか多分開演時間が5分か10分は押してたので間に合ったという感じ。

開演前に物販紹介や注意事項などをスクリーンでやってたんだけど、これがおもしろかった(笑)。
「ノーアート・ノーライフ」のDVDの宣伝で温水さんの「裸・・・見たいんですよ・・・。」というセリフをこれでもかというぐらいに繰り返し流してて・・・、あれだけ見せられるとDVDがほしくなるからこれまた不思議。
それと一番受けたのが紀伊国屋ホールの正しい見方!!
本当に見にくいホールで自分が観やすいスタイルを確保するまでにしばらく時間がかかったんだけど、あの見難いホールをあのようにギャグにしてくれると怒りも半減というものでしょう。
最初の頃は本当に舞台上が全然見えなかったので、かなり不自然な形に体を曲げて無理矢理見てたんだけど、最後の方は前の方の人も姿勢90℃から60℃くらいまで体を斜めにしてくれたので何とか見えてほっとした。
でもあのホールは本当に見づらすぎる!!
しかも一番後ろの席だったので本当にツラかった。

さて、そんなこんなで「フローズン・ビーチ」
前半は前が見づらくってその疲れが中盤に来て、途中危うくダレそうになった。
けど・・・けど・・・、ラスト、最後の一瞬でうぐっ・・・と来てしまい思わず涙してしまった・・・。
何で自分が涙してるのか分からずに、座席を立ってトイレに入ってる間も涙出そうになってたし、劇場を出て駅へ向かう間中もずっと泣きそうでした。
何でだろう・・・??何で泣きそうなんだろう・・・??とずっと電車に乗っている間考えてたんだけど、単純に愛が死ななかったって事が嬉しかったってのがまずあるんだけど、でも異常にフニクリフニクラに感動してもいたし・・・、あの4人が飛び降りて行く様がとってもかっこよくってそれに単純に感動したってのもあるし・・・、そしてやっぱりケラさんが作り出す世界に感動したんだと思う。
良かった、楽しかった。
今回の旅は、「プラハ」はムラで観てるから行かなくてもいいかな・・・?と思ってたのをあえて行こう!!と思ったのはこの「フローズン・ビーチ」が見たかったから。
そしてこれを見るために世紀末的な金欠の中無理して東京に来て良かったと思った(笑)。

第1部

キリンの首がもげてからの市子のキレぶりよかった!!
そこからタンゴが流れる中、愛をベランダからつき落とそうとする市子、千津に助けを求める愛、愛を助けずタンゴのボリュームを上げて市子の手助けをする千津、ここの流れが緊張感があって好きだった。

咲恵と萌の争いシーンもかなり迫力あった。
あれだけ踏みつけたのにゾンビみたいに復活して襲いかかる咲恵・・・怖い!!
そして愛が復活してベランダから這い上がってくるのも怖い!!

市子が黒いドレスの話で萌に成りすましている愛にカマかけたりするところも良かったな。
市子ってクレイジーキャラに見せかけて実は一番周りが見えてて鋭いと思う。

第2部

冒頭の咲恵と愛の団欒ぶりが何かとっても好き。
でも第2部は不思議な出来事ばかり。
指の件もそうだし、っていうか死んだはずの千津はどうして生き返ったの??
「お返し・・・、入院してた時の・・・。」っていう市子のセリフが真に迫ってたので市子が何かしたのか・・・??
まぁきっと不思議な出来事がいっぱい起こった1日って事なんだろう。
で、見づらい紀伊国屋ホールでの観劇での疲れもピークになり、・・・・もうそろそろ終わりか・・・??と思ってたところに3部へ・・・。
うっ・・・・密かにツラいかも・・・などと正直思ってしまったり・・・。
ぶっ通しの2時間15分はさすがにキツい・・・しかもあの劇場だし・・・(笑)。
まぁ結果ぶっ通しだったからこそラストの感動があったんだと思うけど。

第3部

「分かってんだ!!あたしたちはみんな分かってんだ!!!」「虫に見透かされてるってことじゃない!!」っていう市子のセリフが何かぐっと来た。
そうやって自分を偽って表面的には笑い合っているけど実は自殺しようと思っている愛がいたりとかする中、最後ベランダから4人が飛び降りた事でそれがとってもすっきりするんだと思う。
そしてこれもナイロンのお決まり??の突然の銃声!!
デカイ音だから本当にびっくりする。
特に最後の暴発!!
そして愛の絶叫!!
でもあれで最後の飛び降りでの感動が増したんだと思う。
こっちがびくっっ!!としてるところに、ぱっ!!と飛び降りちゃうから、うわっ!!!とびっくりしちゃう感じ(笑)??
しかも最初に市子に突き落とされたベランダから、今度は自分で飛び降りちゃうってところに、爽快さを感じた。
ともかく最後は感動いたしました。
いい舞台でした。


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