私は仏像ガール(ガールという年ではないことは承知)でも 仏像おたくでもないけれど 仏像を見るのは好きだ。
だが 信仰する宗教を持たないからなのか 宗教心に欠けるのか 今まで仏像を見て感動したことはなかった。 それでも いつの頃からか ひとつ・・・小ぶりな仏像を持ちたいものだと常に思っているのだが。
何気に己の未熟さゆえのことと思われるけれど この秋 初めて仏像を見て涙した。
紅葉を見に正暦寺に出かけて 遷都1300年祭の特別公開の薬師如来を見せてもらった。 余り大きくはない小ぶりな仏さまだけれど 仏像には珍しい立膝のお姿だった。 その立膝のお姿が 「何か思っていることがあるのなら話してみなさい」と 語りかけているように思えた。 尊い仏さまだが 立膝ゆえに小ぶりなお姿ゆえに、とても親近感を感じた。 納められている厨子も蒔絵がさぞ見事だったろうなと思えて じっと見ていたら思わず涙が滲んできた。
そろそろ見頃の紅葉も正に沁みる秋を演出している。
里の秋 仏に会いて涙する
還暦や 身近な秋をそぞろ行く
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