昨年末 NHK 『坂の上の雲』を見た。 で その前くらいから 『なぜ 今 坂の上の雲なのか』 とか 『司馬遼太郎の歴史観を問う』 といったことが話題になっていた。 私は 勉強不足なことだが 『坂の上の雲』を 読んでいない。
読書が好きで 読んだ本がテレビや映画で再現されることはほんとうに楽しいことだけれど、時に脚本家の書く筋書きが原作本から大きくズレルことも多い。 そういう気持ちから 『坂の上の雲』を 読まなかった言い訳にしていた。
歴史教室の先生が いつもの歴史教室と違う場で『司馬遼太郎の歴史観を問う』 という勉強会をされているとのことで参加してきた。 15人足らずの少人数の集まりだったけれど、なかなかホンマもんの活動をされているグループだった。 朝鮮近代史研究の一人者だという某大学の名誉教授が出されている資料をつかっての読み合わせと意見交換だった。
詳しいことも私の意見もここでは書かないが 日本が朝鮮にしたことを書かない。しかも、朝鮮人がどういうふうに自分たちの民族のために立ち上がったということを書かない。これが『坂の上の雲』の一番の欠陥です。ということだった。 あのテレビを見て元気な明治時代、今の日本と同じように新たな価値観の創造に苦悩・奮闘したという感想になってはいけないということだった。
私は 正直 ただの小説・テレビドラマと見たらいいのではないか、と思ってはいるけれど外国人の参政権も話題になってきた昨今ゆえに、重いテーマだなぁ・・と感じた。 そして私は 秋山兄弟よりも正岡子規・兄妹の描き方のほうが気になる。
|