冬の終りの雨は春を呼び 夏の終りの雨は涼しさを運んでくる
暑さをばらまくかのようだった蝉時雨のかわりに 赤とんぼが横切っていく
雨傘のかわりにした日傘の傘越しに見える山には雲がかかっている 時折 雷が光る
こんな雨のなかを歩くのは何気に好きだったりする 駅に向かう道端にふと目をやると青い柿の実が見えた
きょうは父の命日・・・丸8年・・・ 父の骨を納めたお寺へお参りに行く
同じお寺に12歳で亡くなったダンナのお姉さんのお骨も納めている ふと思いついて年数を数えてみたら何と五十年になる 昭和32年9月7日 去年が50回忌だったことになる・・ ダンナの名前で回向してもらう
雨おとこ 父の命日 巡り来る
杖つきて 参る人あり 骨の寺
過ぎたれば 疎ましき父 懐かしむ
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